「名乗れ!今こそ大英雄」監修:清松みゆき 著:秋田みやび/グループSNE 出版社:富士見書房

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第25.5話 ケロ□?うん、そう

★てんやわんやのマイリー神殿〜びっくり、いきなりパーティー分裂?

10巻にも及ぶヘッポコーズの冒険も、今巻で(本当に)最後となりました。

イリーナの死という偶然があったとはいえ、巻数が二桁にまで達してしまいましたよ。

SWやらクリスタニアやら色々なリプレイのパーティーがある訳ですが、こんなにも長い作品がありましたっけ?


タイトルの元ネタは明らかですね、「ケロロ軍曹」でしょう。しかも"□"だから伏字になってない(笑)

あれと一緒ですよ、「サイボーグ009」と。

「00○」にしたら誰だか分からない、でも「0○9」にしたら伏字になってないってやつ。


前回、劣化アンデットナイトの精神力奪取でうっかり逝ったイリーナですが、ちゃんと生き返りました。

名前の頭についていた"故"の字も取れ、晴れて復活です。

ヒース「こらぁあ!リジャール出て来い!手前のせいでイリーナが大喜びの野にも逝きそびれたぞ!現在アンデット街道驀進中だ!責任取れー!

なんか頭にヤのつく自由業って感じですが、一応イリーナのことでキレてるのでなんかカッコイイ(笑)

ハーフェン導師根性の達成値19"スリープ・クラウド"で寝かされましたけどね。多分達成値4倍拡大、素敵な師弟関係です(笑)


まぁ生き返って良かったですよ、ジェニおばさんもやっぱりちゃんと10レベルあるんですね。

ではいくらかかったのか、ちょっと計算してみましょうか。

拡大しなければ"セーブ・ソウル"に8000ガメル、"リザレクション"に9000ガメル。計1万7000ガメルですね。


イリーナが1日以内に"リザレクション"を唱えてもらえたのなら、目標値は僅かに14です。

実際には20ですけど、本人の遺体には破損が無いので+6のボーナスが入って実質14ってことです。

ジェニおばさんの魔力が12しかなくても1ゾロさえ振らなければ蘇生できるので、拡大していない可能性が高い。

"セーブ・ソウル"にしてもアンデット(イリーナ)が同意するなら達成値は要らないから、やっぱり拡大していないと思う。


単純にアンデットにしないだけなら呪歌の"レクイエム"でもいいんですけどね。

"セーブ・ソウル"のように既にアンデット化した者まで救済する事は出来ませんけど、今回はそれで十分。

とはいえ"レクイエム"を覚えてるバードがいればの話ですけどね、バスは覚えてないし。


当然ながら一週間の静養は課されるので、その間にバンパイアは住処を変えてしまいました。

オーファン国内はレッサーバンパイアから逃げる人々で大混乱、都市の周辺には難民キャンプが出来ています。

本当ならリウイが出てくるような事件ですが、もういないんですよね……(苦笑)


レッサーバンパイアは本当にネズミ算式に増えますからね、加速度的に被害は広がっていく筈です。

その恐怖に田舎の人々は街へ逃げるけど、受け入れ切れないから街の周りに集まるんですね。

もしもそういう人々がレッサーに襲われたとしたら………バイオハザード発生です。

しかもそれがまた疑心暗鬼を招くんですよね、魔神戦争におけるドッペルゲンガー事件みたいな。

洒落にならない状態ですよ、下手したら国が滅びかねない事件でもあります。


合流したヘッポコーズ+αはマイリー神殿であのオーファン名物の最強夫婦から事件解決の協力を頼まれます。

もちろんローンダミス&ラヴェルナですよ、今回はこの2人もPCとして参加したりします。

データは「剣の国の魔法戦士」と一緒です、でも2人のPCならではのハジケっぷりは水野先生的にはOKなんだろうか?(笑)

ロードスに出しても良さそうな高レベルキャラですが、それだけ相手が強大という事でもあります。


イリーナ「ろーんだみすさんだぁ………ほんものだぁ………サインほしい………たたかいたい…………

それは乙女ビジョンで言うべき事じゃありませんよ(笑)

イリーナ「うふふふ〜。ガルガドさ〜ん、白手袋用意してませんか〜?」

ガルガド「うむ、任せよイリーナ。マイリー神官の嗜みとして、ここにほれ」

持ってるんですか、ていうかそんな手鏡みたいな感覚で決闘用手袋を持ち歩くな(苦笑)


そうそう、前回バンパイアが古代語魔法6レベルだと戦々恐々したものですが、あれはミスらしいです。

単純に"クリエイト・プアウ・ゾンビ"を暗黒魔法だと勘違いしていただけなんだそうです。

まぁお陰でそれをシナリオに生かせるんですよ、何事も考え方次第ですよね。


私はデーヴィス・バンパイア説とか考えてたんですけど、ハズレちゃいました(苦笑)

でもそれじゃあ劣化ノーライフキングになっちゃうし、ハズレてよかったのかも。

今回出てくるバンパイアもやっぱり古代語魔法が使えますから、劣化ノーライフキングと言えなくもないです。

でもカストゥールの魔術師で、推定10レベルソーサラーのデーヴィスよりはマシでしょうね。


例のクランズのメモからバンパイアがオーファン建国前後に誕生した事がまず分かります。

そして故郷はオーファンであることも、それならば6レベル以上の魔術師の身元を割り出していけば奴さんの正体が分かりますね。

更に、身元が分かれば縁の地を調べて「邪な土」を見つけられるかもしれない。よくぞこんなにも上手く辻褄を合わせたものです。


そこで今回はパーティーが2つに分かれます

それぞれがローンダミスとラヴェルナについていくんですね。

ローンダミス班はレッサーの動向調査、ラヴェルナ班は「邪な土」の駆除です。


PCとして使えるのは前回までの6人に加え、ノリス・クラウス・ヤムヤル・チビーナ&プチーナです。

それに面白夫婦が加わって計12人、1班6人ですね。

ちなみにチビーナとプチーナは2人で1人の扱い。それじゃあ生命力や精神力の消耗とかは考え物ですよね。


そして、自分が参加していない時はレギュラー以外の6人のキャラは従来のプレイヤーが演じる事になります。

つまりPCはクラウスさんだけど、中の人はガルガドさんのPLとかいう風になるんですね。

なんかリプレイの「傭兵伝説クリスタニア」みたいですね。

私はリヴリア・ティオシー・アロートに3人の傭兵が加わったパーティーが好きでした(笑)

あの時はその3人の傭兵に、リュース・シロフォノ・バッソーのPLが入ってたんですよ。


しかしこれには色々な悩みがありますよね。自分が演じるわけだし、バランスや人間関係とかもあるし。

その辺色々あったけど、2つのパーティーが何とか決まりました。

『ラヴェルナ・イリーナ・マウナ・バス・チビーナ&プチーナ・クラウス』の班と、

『ローンダミス・ヒース・ガルガド・エキュー・ノリス・ヤムヤル』の班です。

なんか後者は華がなくて切ないけど、ノリーナがいるし大丈夫かな(笑)


第26話・表 あなただけにしか見えない

★ラヴェルナ部隊・出撃!

二組に分かれたヘッポコーズ、最初はラヴェルナ班の珍道中です。今回の元ネタって何ですかね?

ゲストPCはラヴェルナ・クラウス・チビーナ&プチーナですね。では誰に誰が入っているのか?

私はラヴェルナ(ヒース)、クラウス(ガルガド)、チビーナ&プチーナ(エキュー)だと思います。


それぞれの言動を見てれば、まぁこんな所でしょうかね。

お陰でラヴェルナがヒース同様に1ゾロ乱舞のドジっ子で傍若無人になってしまいました(笑)

でもこのラヴェルナもなんかいいですね。クールビューティーもいいけど、これはこれで。

高レベルで地位もある分ヒースよりも質が悪いような気もしますけど(苦笑)


それはそうと、ラヴェルナの使い魔って謎ですよね。小説にも出てきてないと思うし。

バス「では何の動物なのかは描写しない。ネズミとも猫ともカエルとも特定してはいけません。
   ただ不便なので名前だけ決めておきましょう……『ケロぴょん』です」

カエルじゃん!!(爆笑)。でも可愛い、使い魔に『ケロぴょん』ってつけるラヴェルナ…………それもまたよし。


クラウスさんは(比較的)マトモですね、時々ガルガドさんのツッコミが見れますけど。

チビーナ&プチーナはPCとしてのキャラシートがちゃんと用意されています。

冒険者レベル6扱いの4レベルシャーマン、ボーナスは上から2・2・2・1・1・2です。ファイターやレンジャーはなし。

生命力と精神力はルールブックのソレよりも4ずつ低くなっています、2体いることはあまり関係ないらしい。

しかも中身がエキューだから頻繁にクラウスさんとマウナを邪魔する双子のモンチッチになっています、いや三つ子か(笑)


なんか不思議な雰囲気です、違うリプレイを見てるみたいで何とも言えない新鮮さ。

でもラヴェルナやチビプチの行動パターンがいつもと変わらない辺り、やっぱりヘッポコーズだと安心。

今回の任務は探索系だからセージ技能持ちで固められています。

マウナとチビプチが"センスオーラ"で「邪な土」を見つけられるし、バスやイリーナはラヴェルナの乾電池としても活躍出来ます。

6人中5人がセージ技能持ちですが、内2人は下位古代語が読めないのがまたヘッポコーズらしい(笑)


ギルドで6レベル以上の魔術師をリストアップする所から始める訳ですが、ラヴェルナ最高です。

ラヴェルナ「あら、ハーフェン。今日も冴えない顔してるわね

やっぱり中の人はヒースか!しかもいつもと態度が変わってないし!(爆笑)

いいのかな、これ。まぁ私はむしろ望む所ですけどね、こういう壊れたシリアスキャラ大好きです。

「ヘッポコなリプレイキャラ」が「ヒロイックな小説キャラ」になるのがフォーセリアの常なら、その逆があってもいいですよね。


ラヴェルナは次席導師ですから、他の導師たちを顎で使っても問題はありません(不本意ですが―笑)

ちなみにカーウェス爺さんは弱ってるらしいけど、ちゃんと最高導師は続けてるはずですよ。

宮廷魔術師はラヴェルナに譲りましたけどね。ギルドはまだカーウェス爺さんの管轄です。

「剣の国の魔法戦士」によれば魔力の塔のおかげで魔力の枯渇による病は癒えたらしい。

でも例の事件から日も浅いようだし、完全に健康体に戻っていないのかもしれません。


それで怪しいのが3人ほど浮かび上がるんですね、トーニオ・ジーニアス・ミシェイルと。

彼らはオーファン建国時、カーウェス爺さんのせいで最高導師になり損ねた人達です。

いやトーニオは家族の為に市井に下ったわけですが、他の2人は色々不満があったらしい。

ていうか、オーファン魔術師ギルドってカーウェス爺さんが建てたものだから、この三人がなれるわけないんですよね。

この三人が属していたギルドってファン王国の魔術師ギルドですか、そんなのあったっけかな?


ぶっちゃけた話、バンパイアはミシェイルです。

彼はかなりのマザコンでしてね、母の為にもオーファン魔術師ギルドの最高導師になろうとしてたんですが、無念にも適わず。

どんな手を使ってでも………とか考えているうちにファラリスの寵愛を受け、吸血鬼となったのです。


そもそも彼は貴族の家柄でしたが、イジメられる貧弱な坊やだったようです。

ところが母親に溺愛されて育てられた為、無類のマザコンとなってしまったのです。

その母親も貴族制が廃止され、環境が変わった事で他界してしまいました。

しかしミシェイルはそれが自分が最高導師になれなかったからだ、と思い込みます。

そしてファンドリアのギルドへ身を置いていたジーニアスへ協力を約束して、今回の事件となったのです。


つまり、過保護なママの庇護を受けて育った純粋真っすぐ君なわけですね。

ファラリスの寵愛を受けるには自分の欲求に忠実である必要があります。

そして、それが社会的には悪となるのは当然の事です。ファラリスが忌避されるのはそこに原因があると思う。

だから純粋真っすぐ君は危険なんです、良い子なだけで受け流す事ができない。

その魂は簡単に揺さぶられ、自分を壊して周りをも巻き込むのです。


ファリス(公)を追求すればとりあえずの秩序は保たれます。それが幸福かどうかはともかく。

しかしファラリス(私)を追求すれば願い、悪く言えば欲望は必ずや他人との軋轢を生みます。

人は欲無しに生きられないくせにそれを忌むのです。難儀なものです。

ファリスの価値観は道徳ですね、善悪なのです。ファラリスの価値観は実の所主体の幸福です、要は大まかな快不快

ファラリスの「汝の為したいように為すがよい」というのも、その主体のやりたい事をやらせて満足出来る生き方を歩ませたいからだと思うし。

そして人間は主体の幸福よりも社会や集団の道徳を美徳とします、人間ならばそれは当然の感覚なのです。


更に、ファリスが保守的性格を持つのに対し、ファラリスは革新的性格を持ちます。これもまた前者が好まれます。

ファラリスの寵愛を受けたものはある意味では幸福なのです、自分の欲を追求できますからね。

あえて言いますが、人の情念や欲求を否定する事はキチガイ沙汰です。そういうものがあるからこそ、人は人でいられるのだから。

しかしそれは社会的には駄目なんです。人は社会的な生物でもありますから、それだけでは成立しないのです。

難しいものですね、私と公の両立というものは。混沌そのもので正体が掴めませんよ。


彼はそもそも最高導師になることを夢見ていたわけですよね、ママンの為にも(苦笑)

最高導師になる為にバンパイアになった…………そう言うと凄いのかアホなのか分かりませんよね。

吸血鬼になったら最高導師になんてなれないし、今の行動も初志に叶うものではないですしね。

まぁ本人としては、自分の人生を狂わせたオーファンという国を滅ぼせるならファンドリアへ協力する価値はあるとなるんでしょうね。


まぁ気持ちは分からないでもないです。

自分が最高導師になるんだと思ってたのに、目の前に現れたのは10レベルソーサラー(笑)

適う筈がありません、決闘を挑んでも"デス・クラウド"とか使われたら楽に死ねるし

実力的には当然の人事なんですけどね、煮え切らないものがあったんでしょうね。

カーウェス爺さん以上の魔術師と言えば、師叔のバレン師の師であるマナ・ライとかぐらいだし。


師叔とは自分の師の兄弟弟子に対する尊称です、日本語にはなかったかもね。

カーウェス爺さんの師はマナ・ライの直弟子、バレンも同じくマナ・ライの直弟子ですから。

そういえば、『我が師の師は師も同然』という迷言がありますよね、某白鳥座の聖闘士の。


★ナントか到着〜最後の一土

ということで、一行はミシェイルの足跡を辿って彼の故郷、グードンに近いナント村に来ました、"テレポート"で。

流石はラヴェルナ、そういえばワールドガイドではちゃんとグードンに寄りましたもんね。

ラヴェルナは1人"テレポート"で飛ばすのに4点だから、6人だと24点にもなります。

まぁ2人も司祭がいるし、グードンからは徒歩1日らしいからその間に精神力も回復しますね。


ラヴェルナ「イリーナを飛ばす時には、一瞬ファンドリアの町並みをもやもやっと想像してしまったわ(出目3)」

いや、SWでの1ゾロは普通の失敗であって、致命的失敗ではないです。まぁ承知の上でのジョークなんでしょうけど(苦笑)

「クリスタニアRPG」だと100(出目00)を振ると大失敗となって、なんらかのペナルティを受けます。

それならばうっかり違う場所に転送する事があるかもしれませんね。そういうゲームも多いし。

SWの場合は不発なだけ、ただ瞬間移動できなかったという恥ずかしい状態になるだけです。


ここで一行は5ヶ所の「邪な土」を浄化することになります。

SWのバンパイアは「邪な土」がある限り倒す事はほぼ不可能となります。

例え生命力を削りきって身体を崩しても、「邪な土」さえあれば1日で復活します。

この辺は新ロードスの「生命なき者の王」でも触れましたね。土をどうにかしないとどうにもならないんです。


奴さんを倒すには精神点を0にするか、土がない状態で生命点を0にするかですね。

精神点が残っていれば生命点がなくなっても死ぬ事はありません。でもその状態でも血を吸ったり、精神力を奪取しないと衰弱していきます

そして生命点を0にされた場合は土なしには身体を形成出来ません。土が無い状態で霞にされたら衰弱死するしかないんですね。

まぁ"セーブ・ソウル"を強引にかけて成仏させちゃうという手もありますけど。


あと一つ気になるのは、生命力を0にしたら靄になるんですよね?

自発的に靄になったら自由に身体を形成できるけど、そうでなかったら出来ないという事でいいんですよね?

それじゃあ、例え「邪な土」があったとしても、靄の状態で到達できない距離にあったら復活出来ないんですかね?

靄の状態では精神点は補充出来ない、そして補充出来なければ精神点が1日1点消耗していく。

ということは生命点を0にされて靄になった瞬間に残っていた精神点と、靄の状態での移動速度次第では復活出来ませんよね。


さて、一行は次々に土を浄化していくわけです。土があるのは当面はこの村だけです。

隠そうと思えばそれこそ誰の目にも触れないような樹の洞の中とかも出来ますよね。

その厄介さから、GMが本気で生かそうと思えばまず倒せない相手でもあります。

その辺は妥協ですね、予め定められた「邪な土」だけを駆除して倒せばクリアということで。


土は母親のお棺に1つ、昔住んでた屋敷に3つ、ファラリス神殿に1つとなっています。

ていうか自分の母親と同じお棺に土を入れるなんて、筋金入りのマザコンですね(苦笑)

あとここで2枚のプレートも手に入ります、前巻イリーナを殺した劣化アンデットナイトも1枚持ってましたね。

これはミシェイルの棺の鍵だったりするんですが、それはまた後で。


何故にオーファン国内にファラリス神殿があるかと言うと、それはファン王国の時代の名残だからです。

ワールドガイドのファンドリアの項を見ると、ファン王国ではファラリスが認められていたとなっています。

もちろん罪を犯せば裁かれる、要はマーモ公国のような方針だったんですね。


もっとも、そこにつけこんだクロークという闇司祭によって一時的に支配され、破滅への道を歩む事になるんですけど。

王国の運営には公の精神が必要です、そういう意味ではそれを省みない間抜けなファラリス信者には向かない領分です。

別に私欲で支配してもいいんですよ。きちんと義務を果たせば、あとは好きなようにすればいい。

何でもそうですよ、権利や自由を謳歌したければ自分に課せられた義務を果たしてからです。月並みな言葉ですけどね。

それが出来る人が真の意味で自由なのです。自由な事と出鱈目な事は違いますからね、その境界は自分のゴーストに聞けば良い。


それと、土の浄化には明確な決まり事はありません。

土を見つけること自体が大切なのです、どう浄化するかは適当。

イリーナは"ホーリー・ライト"を撃ち込んでましたが、別にその必要はないですよ。


それにしてもこのパーティー面白い、チビプチがラヴェルナと渡り合ってるし(笑)

ラヴェルナ「ステレオでクラウスとマウナに睡眠学習してたくせに」

クラウス「夢見が悪かったんですよ。『クラウス、しぬでつ』って声がずっと耳に響いて」

マウナ「『エキューラブ。エキューラブ。エキューら〜ぶ』って頭の中にいつまでも残ってるの」

チビ&プチ「にたり。効き目ありでつ」ってやっぱりあんたエキューでしょ!!(爆笑)。しかもそれ学習じゃなくて洗脳…………。

いやいや、今はチビプチです。じゃあ、エキューからいくらもらったんだ?(それも違う)


屋敷での土捜索で、ラヴェルナの魔術が恐ろしいほど役立ちましたね。

"シースルー"と"センス・オーラ"の組み合わせで、土やその守護をしていたマリグドライも簡単に見つけ出します。

両方ともラヴェルナにとっては児戯ですね、9レベルソーサラーには軽い魔法ですよ。

"シースルー"は6レベル、"センス・オーラ"は4レベルなのでハーフェン導師も出来るんですけどね。


凄かったのはマリグドライ戦ですよ、ラヴェルナは地下に潜むマリグドライ(9レベル相当)を"ライトニング・バインド"で殺します(笑)

"シースルー"で相手の位置さえ把握してしまえば、魔法もかけられますからね。

"ライトニング・バインド"や"スリープ・クラウド"は空間に発生する魔法ですから、彼我の間に障害があってもかけようと思えばかかりますよ。

勿論相手がその空間にいなければ無意味ですけどね。


ラヴェルナは魔力13。マリグドライの精神抵抗は17(10)ですが、2レベル上がって19(12)ですかね。

抵抗に成功しても毎ラウンド16点、減点しても7点は抜けますね。

生命点は20だから、18ラウンド持たずに死にますね。

マリグドライ「侵入者こないな〜暇だな〜〜〜ギャアアァァア!!!(バチバチ)」という感じですね(笑)


可哀そうに、何年もの間ガーディアンをやってきてこんな最期を迎えるなんて。

マリグドライといえばバブリーズで初登場した幻覚の魔神ですよ、彼らの上位種であるデラマギドスなんて魔神将ですよ。

まともに正面から戦えば面白いのが見れると思ったのに、ちょっと残念かな。笑わせてもらったからいいけど(笑)


色々ありましたが、この班の捜索はこれで終わりです。

ラヴェルナのイメージが大きく変わりましたが、まぁいいかな(苦笑)

5ヶ所もの「邪な土」と2枚のプレート、そしてバンパイアの身元が判明しました。

次のローンダミス班はレッサーバンパイアの奇妙な動きの調査です。

2つの班の成果を合わせれば、ミシェイルとの直接対決に臨めますよ。


第26話・裏 魁!男組

★帰ってきた男

今度はローンダミス班です、しかもこのパーティーときたら女性が一人もいないんですよね。

元ネタは当然「魁!男塾」でしょう、私は雷電が好きでした。

「馬鹿な、信じられん…………「知っているのか雷電!」「教えてくれ雷電!」というのが堪らなく好き(笑)


今回のメンバーは『ローンダミス・ヒース・ガルガド・エキュー・ノリス・ヤムヤル』です、ホコホコ男祭りですよ。(笑)

本当に華がない…………いやあるといえばあるかな、ノリーナという華が(笑)

正直な感想を言います、ノリーナって可愛くないですか?


短編集の表紙を飾り、マンガにも1話出てきただけで人気を掻っ攫い、今回なんてエルフ耳仕様ですよ。

P.131のノリーナなんてメラズッキューンでしょう?(なんだそりゃ―笑)

まぁその辺は個人の好みがあるんでしょうけど、挿絵で書かれるたびに可愛くなっていくと思う。


今回のゲストPCはローンダミス、ノリス、ヤムヤルですね。

今回は誰が誰に入っているのかが、ちょっと分かり難い。

ローンダミスはバスの人かなと思います。3人の中では唯一の男性PLだし、あのハジケは女性PLっぽくないかな。

勿論イリーナとマウナのPLの方によっては簡単に覆る予想ですけどね、予想と言うか山勘に近いし。

あとの2人は微妙、ノリスの方がイリーナっぽいかな、ヤムはマウナ?


ノリスの中の人は元祖ノリスPLの方ではないんですよね、それがちょっと残念かな。

流石にPL7人は多い気もしますし、色々都合があるんだろうし。

決して7人がTRPGではありえない人数だとは思いませんよ、でもSWには向かない気がする。


でも往年のノリスを髣髴とさせるヤンチャっぷりは見ていて懐かしい、ていうか嬉しい(苦笑)

まさかまたガルガドさんとの絡みが見れるなんて、猫になって再登場した頃には諦めかけてただけに嬉しいんですよ。

しかもPLが違ってもガルガドさんの態度は変わらない(笑)

今回の事件が終わったら、7人のPLによるコンプリート・ヘッポコーズのリプレイが読みたいものです。


竜司祭ヤムヤルの加入については、私は別に構わないと思いますよ。

確かに竜司祭はPCとしては向きません、ていうか成立しないでしょう。

しかしそれは長い目で見て、普通の冒険者として参加するという意味で成立しないんだと思います。

街を拠点にするのが冒険者です、そしてその街で生きていけない竜司祭がPCに向かないのは当然なのです。


しかし、今回のように特別なシチュエーションがあって参加するのはアリだと思いますよ。

もちろん恒久的なパーティーのメンバーとしてはやっていけません

でもこの一件が片付くまでは、パーティーメンパーになっていてもいいと思います。

これはリザードマンやフェザーフォルクにも言えます、然るべき理由と事件の範疇においては特別に参加してもいいと思う。

まぁキャラの設定を理解した上で遊べるPLならば、ですけどね。


あとローンダミス、今回のリーダーなだけに面白カッコイイです(笑)

ローンダミス「ん?ああ、これから綺麗なお姉ちゃんのいる店に繰り出すんじゃなかったのか?

これです、これがローンダミスの暴走っぷりの予兆でした。

今回のローンダミスはラヴェルナ以上に凄いですよ、日々"ライトニング・バインド"に怯えながらもお姉ちゃんを求める男ですから。

「CITY HUNTER」の冴羽リョウのようにハードで女好きなナイスガイです、もう素敵過ぎ(笑)


あれですよ、このローンダミスはパロディーモードのローンダミスだと思ってください。

私の好きなとあるゲームにはパロディーモードというのがありましてね、シナリオは元のままでセリフだけパロディーになってるんです。

「ユ〜カリの樹が見えるか〜い。飛び出せ飛び出せ飛び蛙、車に轢かれてペッチャンコ♪」とかが普通に出てきます。

私はそういうパロディーが大好きなのですよ、元がシリアスな程三枚目として扱われるのが好き。

私はフォーセリアのシリアスな面が大好きですよ。だからこそ、そういうキャラが生き抜きをしているかのようにハジケるのが好きなんです。


今回一行は、オーファンの領土ではないマナール湖岸のミナヨウ村に赴きます。

そこではレッサーバンパイアが怪しい動きをしていまして、その調査をすればミシェイルの狙いが分かるようになってます。

しかしその村にはレッサーに先導されて戦うマーシュマンや、レッサーの狙うある物のせいで攻められるハーピィ等がいます。

ミナヨウの若人もハーピィの歌に惹かれて徴兵されたり、湖の主が暴れたりと、あっちこっちで大変なんですよ。

一見複雑ですけど、全てはミシェイルの放った配下が原因です。


そういえばローンダミスの装備ってエライ中途半端なんですよね。

筋力は20あるくせに、持っているのは筋力16の魔力+1バッソー。

確か冒険の中でゲットした魔剣でしたよね。でも近衛騎士団長なんだし、20のバッソーぐらい持っててもいいと思う。

ちなみに、+1は2万2000、+2は21万、+3は53万ガメルです。


今回のローンダミスの所持金は僅か300ガメル(少な!)。

ローンダミス「すまん、ラヴェルナの財布の紐が固くて…………」

小遣いを妻に握られているローンダミス。凄いや、オーファンのおしどり夫婦にそんな裏話が(笑)

生まれ表の所持金の欄を見る限りは、そういう方法で決めた訳じゃないようですね。

何か買い物をしない限り、300なんて数値が出るのは蛮族だけですしね、多分アドリブでしょう。


★湖岸の村到着〜「道」の正体

なんかこのパーティーのパートって、前回に比べると長くないですか?

いや分量で言えば確実に長い、それだけに戦闘もラヴェルナ班とは比べ物にならないほどハードですし。

まず一行はレッサーの出現するらしいミナヨウ村にやって来ますね。


ワールドガイドで見ると、マナール湖って西側と南側は何処の国にも属していないんですよ。

今回行くところは南の方のようですが、それだとファンドリアの方が近いですよね。

それともオーファンの領土の南西端と湖の境を指して南といってるんですかね?


そういう村は税は納めなくていいけど、その代わり国に守っても貰えないんですね。

リウイにもそういう話しがありましたね、「竜の棲む祠」って話。

こういう村は国の申し出を断ると攻められる恐れがありますが、今回は村の方から帰属を申し込んできました。


今現在、レッサーは影の森に至る穴をゲットしようと必死です。

影の森というのは、西部諸国ワールドガイドによると、クロスノー山脈とターシャスの森を結ぶ大洞穴のことです。

溶岩に呑まれた古代樹の樹海のなれの果てですよ、塔が立つほどの高さもあるらしい。

イメージとしては森というか、ロードスの地下に広がるドワーフの大隧道に近いかな。


ターシャスの森、マエリムの森、そしてタラントのエルフ達はその存在をひた隠しにしています、だから影の森

ちゃんとワールドガイドにもこのトンネルがファンドリアに狙われていると書いてあったりします。

ここさえ押さえれば、地上に悟られる事なくオーファンの領土内に軍を送り込めますね。

レッサーはファンドリアの重要な拠点であるここを押さえたいのです。更に「邪な土」を置けたら万々歳


エルフ達の聖地のようなものですから、エルフLOVEなエキューにとってもある意味聖地

ここを押さえれば、3ヶ所ものエルフの群生地に行けるんですね…………・。

ファンドリアに渡すのは駄目ですが、エキューの好きにさせるのもマズイ気がする(笑)


その穴がある小島にはハーピィが住んでいるのですよ。

だから、湖の主を刺激する事でマーシュマンに脅威を与え、ハーピィにけしかけることで隙を作ってウハウハベイビーを狙っています。

今回はまずそれを阻止しないとね。バンパイアはもちろんのこと、ファンドリアにとってもメリットになってしまいます。

こんな所に「邪な土」を置かれたら探し当てるのは困難、しかも日に当たることなくターシャスの森のデーヴィスの塔へ行けます。


ハーピィの方も必死です、歌声によって村の若い衆を戦力に組み込んでいます。

ハーピィには2種類いますね、湖岸に住む美しいディーラと、山岳に住む醜いフリアと。

当然今回出てくるのはディーラです、彼女達はフリアと違って頭もいいので交渉の余地は十分あります。


ちなみに、ハーピィには通常♀しか生まれません。人間の男と交わって卵を産むのです。

この時に使うのが歌声による魅了ですね。抵抗の目標値は10なので、一般人は6人中5人は魅了される計算です。

まぁ魅了されるだけだしね、レッサーにチューチューされるよりはマシですよ。


一行はハーピィに接触を試みる訳ですが、我らがローンダミス氏はヤル気満々です(笑)

ノリス「ローンダミスも、モンスターに襲われたのなら、言い訳出来るもんね」

ローンダミス「む、その通りだ。不可抗力ならしようがないからな」

変なオッサンがハァハァ言いながら、鳥女と仲良くなる気で〜す(挙手―笑)。

なんなんだこのローンダミス、面白過ぎですよ、みんな呼び捨てだし。


それでいいのかローンダミス、嫁さんに知れたらマリグドライの二の舞ですよ。

この場合、ローンダミスもマリグドライ同様30秒程で倒れますね

ちなみに今回接触したハーピィは歌への抵抗が14と高めです、練習してるんですね(感心)。

これだと一般人は6ゾロしか期待できませんよ、36人中35人は夢の国へダイビングです(笑)


我らがローンダミスは精神抵抗が11、8レベルだけにかなり高いんですが。

ローンダミス「よし、1ゾロ!

一同「ローンダミスー!(爆笑)」

この下りが堪りません、超能力でも持ってるのかオッサン(既にオッサン扱い―笑)。


全員が抵抗に成功する確率は13%ぐらいです、船頭さんを入れるもっと下がる。逆に言えば誰かしら失敗する確立が90%弱。

でもヒースとガルガドさん以外全員失敗するとは予想外です、皆そんなに欲求不満だったのか?(笑)

まぁエキューなんてこういう機会がなければ長耳意外に惚れる事はなさそうですけど。


ここでローンダミスは水中に潜むマーシュマンをズンバラリンします。

ローンダミス「爵位や血筋だけで騎士になったんとちゃうど、ボケがぁ!わしを舐めとったら痛い目にあわすぞ、コラ!

急にキレて水中の敵をザクザク刺すローンダミス、何処まで行ってもブラボーな男です(苦笑)

しかも相手の姿が見えなくても当てますし。その場合−4のペナルティが入りますが、それでも14

ということは元は18だったんですよね。魔剣の修正を入れて攻撃力11だから出目7、やっぱりレベルは高いですね。


一方マーシュマンはといえば、回避が12(5)なので避けられる確立は約16.7%、当たると思っていいです。

しかもダメージが18点ですよ、これだけでマーシュマンは生命力半減です。

もちろん彼が平均的4レベルマーシュマンならば、ですけど。


怖いよローンダミス、なまじレベルが高いだけに敵に回したくない(笑)

レベルだけでいえば"自由騎士"パーンと一緒ですよ、能力的にも上だし。

まぁ装備と超英雄ポイントの分パーンのほうが強いけど。


そういえばマーシュマンってリプレイ初登場でしたっけ?

彼らは水の妖魔です。恐らくは水の妖精界の出身なんでしょうね。見た目河童ですよ、三平というかどうかは定かではない(笑)

妖精と妖魔の違いが、人間にとって害があるかないかだからマーメイドやマーマンに近いのかも。

彼らは自分達のテリトリーに入ってきた者を攻撃します。精霊魔法4レベルだから一般人には脅威。

とはいえゴブリンとかに比べたらまだ共存の余地がありますよ、現にミナヨウの人達とは相互不干渉でやってたし。


彼らは湖の主が暴れたことで住処を失いそうな状況です。

戦力もあまりないから、ミシェイルの手のものに従ってハーピィを攻めているのですよ。

でもヘッポコ達が主を倒す事を約束したから、敵には回りません。


敵はレッサーだけと分かり、ヘッポコ達は浦島太郎の如くマーシュマンに乗って上陸しようとするレッサーを迎え撃つわけです。

普通に勝つんですが、ここでケネス父タールさんを取り戻せました!

本当によかった、てっきりもうレッサーになってるのかと思ってましたよ。


彼が無事だったのは、間に合わせでミシェイルの彼女?ダリアの器となっていたからです。

彼女は前回の冒険でミシェイルを追うように姿を消していた事が分かってました。

その後スペクターとなって、ミシェイルに付き従っていたわけです。

一応愛していたらしいです、マザコンなミシェイルにとっては母親以外で心を許せた唯一の女性だったのかもね。


彼女は影の森に土を隠そうとしてたんですが、"パラライズ名人"ヒースに器を痺れさせられてしまいました。

結局は口を割らず、ガルガドさんの手によって成仏してしまいました。

これでミシェイルの恨みを買う事になるんですけど…………他に手はなかったし、仕方ないかな。


スペクターは精神点が0になるか、未練が晴れれば消えます。

ガルガドさんは6レベルだし、"イクソシズム"でしょうかね、やっぱり。

ホーントを消滅させるこの神聖魔法は至極厄介なファントムにすら効きます。

ただし消滅ですからね、"セーブ・ソウル"で救済したのとは違う事になります。


★怪獣大決戦!

ある意味メインイベントなのが湖の主との戦い。主はブラックバスとかじゃなくて、ヒュドラです。

そうヒュドラですよ、九つ首の大蛇ですよ。ギリシア神話において、かの有名な英雄ヘラクレスと戦ったヒュドラです。

ヒュドラといえば新ロードスの「九つ首の大蛇」にも出てきましたね。


ヒュドラの特徴に首の再生能力がありますが、それはちゃんと神話からきている設定です。

そして首の切断面を焼く事で再生を止められるのも神話の設定です。

エウリュステウス王の命でアルゴス地方のレルネの沼地に棲息するヒュドラを倒したヘラクレス。

そのヘラクレスに従っていた甥のイオラオスが、ヘラクレスが落とした首の切断面を焼いて回ったといいます。

ちなみに、この戦いで逝ったヒュドラとその友の化け蟹が海蛇座蟹座の由来です。


かなり厳しい戦いでしたが、なんとかなるもんですね。

ヤムヤルがやっぱり凄かった、"サモン・ワイバーン"を3回使ってましたし。

名前はサム、メリー、ピピン…………もう少しでフロドが出たのにね(苦笑)

メリーとピピンは一緒に来ましたし、やっぱり仲がいいんですね。

ワイバーンとはいえ、ヒュドラの攻撃を受けたら3発で逝きます、10レベルモンスターの名は伊達じゃない。


ローンダミスは中途半端なバッソーを捨てて、ガルガドさんお手製のクラブに火をつけて戦いました。

もしかして、ガルガドさんのクラフトマン(木工)が初めて役に立った?

昔トロールが粉砕した板の破片を調べる時に使ってましたけど、今回は本当に役立った。

"ファイア・ウェポン"をかければ打撃力30、4点ほど抜けますかね。しかも再生しない。


ローンダミスの活躍が見たかったけど、殴られただけでした。なんだったんだローンダミス(苦笑)

一応エキューから+1ラージシールド(イリーナのお下がり)を借りて、回避が13になってます。

ヒュドラの攻撃は一本が17(10)だから避けられる確立は83%、でも9本もあるとなんともねぇ。

まぁワイバーンが攻撃を散らしてくれている分には大丈夫でしょう。

でも一発一発のダメージは20点。エキューやノリスじゃ死にますよ、ロンダミだって危ないのに。


結局は"パラライズ名人"ヒースの"パラライズ"がまたも炸裂し、ヒュドラは倒される事になります。

本当にヒースってばこれに関してはプロフェッショナルですね。

そんな男が何故に遺失魔法増やしてるんだろう?(ダイス運の奇跡)


達成値なんて23ですよ。普段のヒースからは考えられない、恐ろしく高い。

ヒースの魔力が8、拡大して+3、"ソーサラー・スタッフ"で+2で基準値は13。

ということは出目は10ですね、出目偏り過ぎです(苦笑)

"スリープ・クラウド"であんなにもヘタレっぷりを見せてたのに、最近のヒースはカッコイイ。


マーモ公国も「九つ首の大蛇」ではチマチマと戦わずに、エレーナに"パラライズ"って貰った方がよかったかもね。

エレーナは推定9レベル、知力ボーナスも+3はありそう、しかも達成値+5すれば基準値は17。

精神力(18点必要)が足りなければ使い魔や魔晶石です、それぐらい国庫から出せるでしょう。

ヒュドラの抵抗は17(10)だから、よほど運が悪くない限りかかる筈。


このように"パラライズ"というのはGMにとってはなかなかに面倒な魔法です。

ボス1匹対冒険者という戦いではこの魔法次第でアッサリと決着が付きかねませんね。

距離は10mだし集中も必要だから敵が複数いるとかいう風にして集中させないよう工夫ですね。

基本的にSWの主役は戦士ですから、魔法使いは引き立て役に回った方が私は好きなんですけどね。


★ファンへの帰還

これでローンダミス班の冒険も終わりです。

まさかのヒゲオヤジの暴走で予想以上に面白かった、正直言うとまた見たい(笑)

今回の件で「影の道」やダリアといった重要な情報も手に入りましたね。

これで最後の戦いの場所も決まりました、『デーヴィスの塔』です。


あとミシェイルの棺の鍵となるプレートは、ダリアが湖に捨てたらしい

とんでもない事してくれますね、主退治で信頼を得たマーシュマン達に探してもらっているんですけど。

そのマーシュマンから貰った12点の魔晶石(1万4400ガメル相当)でロンダミ達はお姉ちゃんのいる店へ繰り出します!

解放されすぎだよローンダミス、一体どんな夫婦生活を送ってきたんだ(笑)

いっそこのノリでアレクラスト一周のリプレイとかやってくれないかな、無理でしょうけどね。


第27話 黒い巨塔

★はじめに

二班に別れたヘッポコ達は合流し、ついに最後の戦いに臨むこととなりました。

もう第27話、0話を入れたら28話で文庫にして10冊ですよ。バブリーズの倍ほどの話数となっています。

バブリーズが駆け足で強くなっていたのに比べると、なんか歴史を感じるシリーズですよね。


今思えば彼らの冒険が始まった時の不安が嘘のようです。

正直な話、バブリーズで爆発的に人気が出たSWって4部・5部では大分リプレイ人気が落ち込みましたよね。

私はアンマント編とかミラルゴ編は結構好きな口なんですけど、バブリーズのインパクトには及ばないかなとも思いました。

そしてこの第6部ヘッポコ−ズは雑誌連載なしでいきなり文庫が出たんですよね、まぁ0話はドラマガに載りましたけど。


その時は私はこのシリーズが好きになれるだろうか?とちょっと不安だったんです。

でも今はそれが杞憂だったと確信出来ます。そしてヘッポコーズの冒険は本当に面白かった!

"ファリスの猛女"イリーナ、法螺吹き魔術師ヒース、赤貧ハーフエルフマウナ、スチャラカ盗賊ノリスにツッコミ鋭いガルガドさん。

恐ろしいほどキャラ立ちした皆の会話は本当に面白くて、その場にいるかのように笑ってばかりでした。

そしてエルフフェチなエキューとアーティスト気取りのバスが入ってからも勢いは衰えず、とうとうここまで来てしまいました。


1レベルから始まった彼らももう5〜6レベル、経験点は毎回1000点だから本当に長い道のりでした。

コボルド相手に互角(以下?)の勝負をしていたのが懐かしい、今は国家の危機を救う為に吸血鬼と戦おうとしています

もう十分英雄候補ですよね、歴代リプレイでいえばバブリーズに次ぐ実力派パーティーです。


今回の事件で一応完結ですが、きっとまだまだ続くだろうと思います。

長編、短編集、そして番外編や後日談のリプレイとか見たいものです。

最終決戦は因縁深い『デーヴィスの塔』です。SW史上初(多分、シナリオはあったけど)の公式吸血鬼退治です。


★へっぽこ集結〜袋づめ冒険者参上!

今回の元ネタは簡単ですね、「白い巨塔」です。

合流する予定の二班ですが、ダイス運によりロンダミ班は6日間のイチャイチャパラダイスを満喫しようとしました(笑)

何か凄い事になってますよローンダミス、ローンダミス級が自慢のアーチーが泣くよ。

ラヴェルナの"ライトニング・バインド"の餌食になったそうですが、よく死ななかったものです(感心)。


まぁソレは置いといて、前回・前々回の冒険を合わせて2000点の経験点が貰えます。

これでマウナがシャーマンを5→6に、ガルガドさんがファイターを4→5に、エキューが知力を17→18に上げました。

エキューがどんどん戦士じゃなくなっていきますよ、魔力だけで言えばマウナと一緒だし(苦笑)

マウナって前々回のキャラシートでは経験点が7000点分(シャーマン6に必要)は貯まってるんですよね、何か計算が合わないような。

レベルだけで言えばマウナもスイフリーぐらい、水圧を抑えて海底探検が出来ますね。まぁ魔晶石買う金があればだけど。


バスが微妙にバードを上げるのに足らないようです、多分今後の短編集とかでは上がってるんでしょう。

パラサもそうでしたね、微妙にシーフ8に足らなかったけど後の作品では上がってましたし。

今回の冒険でも経験点は入ります、それならば今後の成長を考えて経験点をとっておくのもいいですよね。

なにしろ、フォーセリア世界の彼らの冒険はまだ続くんだしね。そういうのも一つの考え方ですよ。


ヒースがちゃっかりとヒュドラの骨をゲットしてきたらしい、増やす気ですね骨仲間

一応ボーン・サーバントは人間以外の骨でも作れます、そして形状も相応のものとなります。

…………ということは本当に九つ首の白骨大蛇が出来る、凄い強そうです。

「サーラの冒険」にはワームのボーン・サーバントが出てきましたが、生前よりもレベルが1下がってました

ということは、9レベルの骨蛇になるんですかね。何かヒースが本格的に悪の魔術師っぽい。


ミシェイルはといえば、既にデーヴィスの塔を落しました

例の魔法装置を使って"メイズ・ウッズ"の効果範囲を広げ、シルヴァーナさんの集落も飲みこんでしまったようです。

そのシルヴァーナさんもファンに来てるし、ラスボスのステージが決まったようなものです。


通常の"メイズ・ウッズ"は半径500m以内の森に幻覚をかけ、侵入者を閉じ込めてしまう魔法です。

でも魔法装置の効果も精霊魔法と全く同じとは限りません。少なくとも接続時間はやろうと思えば半永久的っぽいです。

この話し振りからすると精霊魔法のソレよりも広い範囲に拡大する事も出来るようですね、まぁ魔法装置だし。

ターシャスの森の色々なポイントの位置関係は、SWツアーのオーファンに載ってましたよね。


侵入経路は二つ、エルフの集落の扉塔の玄関です。どう考えても前者は自殺行為ですよね(苦笑)

バグベアードにアイアンゴーレム…………次はミスリルゴーレムかな?

それとも赤穂浪士のようにギッチリ控えたストーカー軍団かな?

最早魔法の産物なら何がいても驚きませんよ、鋼鉄製の古竜型ゴーレムとかね。


そのデスシナリオっぽいダンジョンには面白夫婦が挑み、ヘッポコ達は正攻法で攻めます。

挑むのはヘッポコーズ7人にクラウスさんとヤムヤルの9人、チビプチは集落に帰るらしい。

すっかり一蓮托生ですねクラウスさん、いっそパーティーに入っちゃえばいいのに。

まぁそれだとエキューが哀れで見てられませんけどね(笑)


ヘッポコ達は"メイズ・ウッズ"に捉まることなく塔に侵入する為に本気出して脳みそ使いました

そして思いついた案がまた面白い、無限のバッグにヒース以外が入って飛んでいくというのです。

確かにこの手なら迅速に塔に辿り着けますね、効果が及んでいるのは森の中だけだから空を飛ぶ分には大丈夫の筈。

撃墜されたらそれまでですけど、そこまで周到に警備してないでしょう。


無限のバッグには2つありますよね、重さを無視できるもの大きさを無視できるもの

前者は@で後者はAです。そして@の中にAを入れると5メートル四方までのものを入れたい放題になるのです。

ドラえもんの四次元ポケットみたいなもんですね、今回はヒスえもんです(笑)

両方合わせて24万ガメルにもなりますが、今回は後ろ盾が国なので貸し出し許容範囲です。


その代わり武器防具以外の貸与品は返却しないといけませんけどね。

ヒースも"ソーサラー・スタッフ"ともお別れです、ちょっと惜しいかな。

報酬として貰えますかね。これは6万ガメルもするんですけど、事態の大きさを考えるとアリかな?

何しろあのスレインも持ってますし、一流ソーサラーならこれぐらいの一品は欲しいですよね。


無限のバッグってナマモノも入れるんですね、以前出てきたアドレーさんの本と違って放っとくと腐るんでしょうけど。

中はどうなってるんだか純粋に気になりますよ。多分異空間チックなんでしょうね。

この場合はAの中に入るわけですが、何がどうなって無限なのか?

手を突っ込んで出したい物を思い浮かべると出てくる、本当に四次元ポケットですよね。


そもそも四次元って何なんでしょうね?

我々の住む三次元世界に時間という次元が加わったものと定義されていますが、ちょっと想像出来ませんよね。

零次元は点、一次元は直線、二次元は平面、三次元は立体、では四次元は?

理屈で言えば縦・横・高さと四番目の次元の方向にも丸く膨らんでいるんでしょうけど。

三次元は二次元のものによって二分されます、ならば四次元は我々の住む三次元世界によって二分できる筈です。


専門的なことはよく分かりませんが、それって無限と言えるんですかね?

ついでに無限のバッグが四次元空間だという保証も無いわけだし。四次元ポケットが本当に四次元なのかも疑問だし。

実は五次元だったりしませんかね、質量と体積が変動してるわけだし。でもそれは次元としてカウントしていいのかな?

四次元として最も一般的な時間という要素はなさそうだし、かなり不思議です。

まぁ魔法だからと言ってしまえば済む事ですけど、ちょっと想像するのもいいじゃないですか(苦笑)

こういうものこそメルキシュに聞いてみたい、なんて返ってくるのやら。


無限のバッグに入っていくのはヘッポコ7人にクラウスさんとヤムヤル。

あと途中まで送っていくチビプチとローンダミズにシルヴァーナさん達エルフ、何か凄い大人数ですよね。

取り出す時は逆さまに振れば全部出てくるらしいけど、それじゃあイリーナに潰されたら一堪りもない

一つ一つ手で取り出すとしても、イリーナ辺りは鞄から出した瞬間脱臼しそう

これって鞄から出した瞬間重量が戻るんですよね、ということはそうなると思う。


結局クラウスさんとエキューの恋の戦いは、クラウスさん優勢のまま終わりそうですね。

エキューはエルフパラダイスの影の森を見つけたんですけど、やっぱりこのまま終わっちゃうのかな。

その辺短編集で何とかならないか、「シャーマン・イン・ザ・ダーク」の続きだと普通にクラウスさんとくっついちゃうんですけど(笑)

思えばアーチーとフィリスとかスイフリーとクレアとか、色んなカップリングがありましたよね。

でもエキューはダントツでフられそうですよね(苦笑)


★デーヴィスの塔、再攻略!

何だかんだでこの塔とも縁がありますよね、立て篭もった黒エルフと闇司祭と戦う時が最初でしたっけ。

デーヴィスとの縁も結構前からですよね、グレソーを積んだ馬車が行方不明になった時以来ですし。

まだ生きてたレンちゃんの情報からどうやらエルフ村の扉へ繋がるダストシュートとか、新しい部屋も見つかったようです。

この塔には皆2ヶ月ほども住んでいたくせに見つけてなかったんですよね、何してたんでしょうね(苦笑)


そのダストシュートがある実験室に、バンパイア攻略の秘密道具のあるサロンが増えました。

中には元研究員や護衛のレッサーやプアウゾンビもいますが、敵ではないですね。

ヒースは1点魔晶石を30個ほど持ち歩いてありするので、"センス・マジック"とかはかけ放題です。

30個あっても所詮は1点、買値は全部でたったの3000ガメルです。


今回は6レベルシーフのノリスがいるだけに、罠の類への備えはややマシです。

でもミシェイルは"シースルー"を使ってたりするので侵入はバレバレです、でも常に使ってる訳じゃないと思うんですけどね。

位置を把握するのには有効でしょうけど、警備の為に常に透視してるなんて精神力が持ちませんよ。

まぁ隠れて接近した訳じゃないし、塔に入る所までは確認して、要所要所で"シースルー"ってことかな?


"シースルー"で侵入を知ろうとするなら、"サモン・インプ"も使った方がいいでしょう。

"コントロール・インプ"でインプを使い魔にするというのもアリですが、"サモン・インプ"は上手く使えば精神点が無限に供給出来ます

インプを召喚→"トランスファー・メンタルパワー"させて回復→魔法を使って消耗→またインプを召喚、という具合に(笑)

勿論ちゃんと計算してやらないと途中で力尽きますけどね、パンアパイアの場合灰になっちゃいますけどね。


ミシェイルの場合は"シースルー"に3点、"サモン・インプ"には2点消費します。

そしてバンパイアの精神点は26点、インプの精神点は14点。

"シースルー"を接続時間3倍がけしてインプを召喚(11点消費)、11点供給させて全回復という風になりますかね。

"シースルー"の接続時間は3分間、9分に一度ですね。


でも"サモン・インプ"は召喚の魔法だから確実に上手くいくとは限りません。

インプの精神抵抗は最大14、ミシェイルの暗黒魔法の魔力は11だから、1ゾロを振らない限り即座に現れるんですけどね。

いや1ゾロでも召喚できるけど、その場合は襲い掛かってきます。バンパイアに襲い掛かるインプ、命はいらないのか?(苦笑)

まぁそれはそれでいいんですけどね、精神力奪取しちゃえば結局は回復するし(笑)


ヘッポコーズは順に部屋を攻略していきます、途中で回避に+3のサーコートとかいうレア物もあったりします。

ただしサーコートがなかったら当たっていたという時には、サーコートが傷ついていって最後には破けてしまうらしい。

これって+3なのは回避だけですよね、ダメージ減少には+3じゃないんですよね。

あとヤムヤルも+1のクロースをゲット、これまでは腰蓑だったという衝撃的事実も判明。キタキタ親父か(笑)


あとレッサーとかは難なく退けるくせに、階段から落下して大ダメージという惨劇もありました。

油で滑ってコロンといく罠です。受け止めるのに敏捷度ボーナスをつかってるんですけど、これ筋力ですよね?

出目が悪くイリーナ・バス・ヤムヤルのトリプル・マッスルドッキングをヒースが食らうという大惨事に発展しました(笑)


「トムとジェリー」かアンタら、しかもこんな所でヒースが生死判定(笑)

これで死んだらイリーナやカシス以上に笑撃的ですよね。いや笑うに笑えないか。

そういえばヒースは昔もこんな事ありましたよね、ラムリアースで土砂に飲まれて生死判定してましたっけ…………。


それと例のプレートはまだ揃っていないので、ミシェイルの最後の棺は空ける事が出来ません。

もしも手に入れてたとしたら、土を浄化した上で倒せればそのままクリアだったんでしょうけどね。

仕方ないので無限のバッグAに棺を入れて、ミシェイルが入ったらマイリー神殿に持ってって"セーブ・ソウル"ということになります。

魔法の袋に入った上に密閉された棺に入って再生なんて、ちょっとしたイリュージョンですよね(笑)

靄って何処まで侵入できるんでしょうね、密閉された棺に入れるようなら大抵の障害物は通過できそうですけど。


途中でレンちゃんと合流し、サロンに寄ってお日様ライト(後述)もゲットしました。

このサロンって研究員達も使ってた筈ですよね、でも何故かイミテーターがそのまんまですよ。

床やドアのイミテーター放ったらかしでお日様ライトを使ってたのは不自然だと思うんですけどね。

サロンには何やら怪しい薬も置いてあったんですが、これ多分パワーアップアイテムも混じってたと思う。

一時的に敏捷度が上がるとかね。でもハズレも入ってそうだし、後ろにはミシェイルがいるから手を出さないで正解かも。


あとバスが飛び道具でイリーナのダメージレコードを塗り替えました、45点だそうですね。

イリーナはかつてホブゴブを44点で真っ二つにしましたが、まさかこれが塗り替えられるとは…………。

今回イリーナはやたら出目が悪くてほとんど活躍出来なかったんですよ。

なんか残念ですね、折角蘇ったのに。銀のグレソーがミシェイルに炸裂する所見たかったのに。


★大研究室の最終決戦

さてミシェイルとの決戦ですが、生死判定何回してるんでしょうね?

リプレイ史上最多じゃないでしょうか、魔法が決まる度に車田漫画みたいな吹っ飛び方を連想します。

魔法食らっては血反吐を吐き、ぶん殴られては精神力を持ってかれ、よくぞ誰も死ななかったものです。


"シースルー"&"アシッド・クラウド"を最初に食らった訳ですが、それを階段でやられてたら大惨事でしたよ。

ミシェイルはダリアを成仏させられた恨みを抱いていることになっています。

だから最初から本気で攻めてこない、恐怖を味わわせてゆっくりと始末する気です。


加えて、太陽光を放つライトまで用意されています。

吸血鬼は太陽の光を浴びているとダメージを受ける上に、再生も出来ませんからね。

このお日様ライトは太陽光を吸収する際に"ダークネス"的な闇を生むので、ミシェイルも始末しておかなかったのです。


下手すれば不利になる装置でしたが、上手く味方につけることが出来てなによりです。

こういったヘッポコ達に有利に運ぶ材料があっての戦闘になったのです。

最初から形振り構わず殺る気満々で攻めてこられたら、本当に死人が出てたでしょうね。

それこそ101匹インプ大行進で酸の雲とか、"フォース・イクスプロージョン"乱発とか。


まず、初っ端から"アシッド・クラウド"を食らってヒース・マウナ・エキュー・クラウスさん・ヤムヤル・レンちゃん・フレディが大打撃。

これでヒース・マウナ・レンちゃん・フレディが生死判定です、そしてフレディ死亡!

そうか、すっかり存在忘れてたけどいたんだフレディ。そりゃあ酸の雲なんて食らったら生死判定でしょうね。

あとレンちゃんがホムンクルスの上位種らしいんですけど、そんなのいたんですね。


フレディ…………結構長い付き合いだったし完全にパーティーの一員だったのに…………。

カラー挿絵のメインキャラ集合絵では、後ろのバスの服のせいでミッキー○ウスに見えるのに…………(関係ない―笑)。

ミシェイル「愛しいものを奪われる苦しみを思い知ったか!」

ヒース「愛しくなんかないわい!あほんだら!ばーか!

…………セリフはアレですけど、正直な話悲しい。使い魔が死亡するのってリプレイ初じゃないですか、多分?


はい、この時点で死亡判定が4回です。階段でのマッスル・ドッキングも入れると5回

使い魔の肉体的・精神的ダメージは魔術師にも来ますからね、ヒースも肉体ダメージを受けて生死判定だったんですよ。

あとここでイリーナが1ゾロって言っているのは、ヒースのダメージ判定が1ゾロってことですかね?


使い魔がダメージを受けた場合、その分だけ魔術師もダメージを受けるんですが、これは生命点の原点が最大になるそうです。

つまり生命点3のフレディの場合、例え減点済みで10点を超えるダメージを受けても、マイナスまでは考慮せずに3点ダメージってことですかね?

ヒースはそのダメージでピッタリ生命力0になったらしいんで、自分が受けたダメージは9点になりますね(生命力12)。

冒険者レベルを考慮すれば14点ダメージ、でも魔力9で30レーティングだとそんな数字は出ないんですよね。

直前にイリーナが1ゾロって言っているのも何が1ゾロなのか分からないし。


エキュー「僕とクラウスでこいつを廊下に食い止めるから、部屋で陣形を整えるんだ!」

ガルガド「まだ死んではならんぞ、エキュー!」

私的今回のベスト・オブ・熱いやりとりはこれですかね、普通に小説で使えそう。


これで陣形を整えた瞬間"フォース・イクスプロージョン"でエキューが吹っ飛ぶと燃えるんですが(無茶言うな)。

直後クラウスさん共々麻痺ッちゃうけど、その前にクリティカルで大打撃を与えてたし十分働きましたよ。

バンパイアの生命点は26点、9点も通して残り17点ですよ。見事なファースト・ヒットです。

ちなみに、バンパイアの生命点は生前の生命力+12になるそうなので、個体差があるかもしれません。

ルールブックのソレはあくまでも平均、全てがそうだとは限らない。


イリーナが本当に出目が悪かったです。本人曰く「当たらない、回らない、掛からないの、ないない三拍子」です。

あるいは「NAI NAI 16」ともいいます(笑)

エキュー「古代語魔法は若干レベル低いんだ。ギルドトップの座が呆れるね

そしてこういうのは「挑発∞」といいます(古いよ―笑)


さらにクラウスさんとヤムヤルもぶん殴られてフラフラです。

クラウスさんは生死判定突入、これで生死判定6回目です。

ヤムは精神力奪取がイタくて精神力残り1、放っとくとレッサーになるのでマウナが"シェイド"で寝かせます

今のマウナは魔力8、ヤムヤルは冒険者レベル7だから1ゾロ振らない限り倒れる筈。


バスは"ルーティーン"なんて珍しい魔法を披露しましたが、これリプレイ初登場ですよね。

以前は存在しなかったヴェーナーの特殊神聖魔法、同じ行動をとり続ける限りボーナスが入るという魔法。

それでもイリーナは1ゾロを振ります、今のイリーナに生死判定させるのは凄い危険な気がする(笑)

なんでこんなに目が悪いんだろう、ワイバーンの時のミラクルは何処へ行ったのか?


そしてついにキレたミシェイルは"炸・裂・気・弾(フォース・イクスプロージョン)"!!

見開き挿絵でのギャラクシアン…………じゃなくて"フォース・イクスプロージョン"は正直カッコよかった(笑)

あまりにカッコよくてついつい大きいフォントにしちゃいましたよ、ノリス以外全員巻き込まれてるし。

これでヒースとエキュー・ヤムヤルは生死判定突入です。クラウスさんは微妙だけど、直後に攻撃してたから多分大丈夫。

生死判定が計9回になりますかね、もっと多いのかもしれないけど最低9回。リプレイ最多かな?


デュラハンの時と同様にガルガドさんの"ホーリー・ライト"がトドメとなり、ミシェイルは灰となりました。

勝てたんですね、恐ろしく生死判定してるけど死人はいませんよ。フレディは死んだけど。

あとは無限のバッグに入ったミシェイルを、ジェニおばさんの"セーブ・ソウル"で成仏させて退治完了!

この状態でも効くんでしょうかね、そして効くとしたら抵抗できるんだろうか?まぁ通用したようですけど。


ガルガド「法の裁きの場合は"リザレクション"まで必要になる」

確かにそうかもしれないけど、それって途方もなく目標値高いですよ。

仮にジャスト20年前にバンパイアになったとしましょう、すると目標値は740!

ジェニおばさんが魔力12で遺体の+6も有効としましょう。出目が3だとしたら達成値720倍拡大!!


1日で儀式を終わらせようと思えば、神官のみだと719人信者のみだと7190人必要です。

そして一番気になる寄進はなんと648万ガメル!!?ミンクスを越えました(笑)

悪い事言わないからそれは止めた方がいいですよ、多分もっとかかるでしょうし。

超英雄ポイントで自動的に成功にした方が楽なぐらいだし、歴史に残る一大イベントです。


★とにもかくにも大団円

こうしてヘッポコーズは"吸血鬼殺し"の英雄となったのです!

そういえば"巨人殺し"とか"竜殺し"とかはちょくちょく聞きますが、"吸血鬼殺し"というのは初耳ですね。

ロードスのバグナード辺り倒せないかと考えてるんですが、吸血鬼のお爺ちゃんには手を出さない方がいいでしょう(笑)


どうやらまだまだ冒険は続くようです、パーティーも解散しないようだし。

姿を消したバブリーズとは違う方向の英雄となりましたね。

こっそりとヒースが『セイバーヘーゲン見聞録』の執筆を目論んでいますが、真面目な話やって欲しい

そしてそのヒースが書いた見聞録が、新しいワールドガイドになると(笑)


「青い小鳩亭」はまだ再建中だけど、今後出る短編集では再建出来てそうです。

暫くはクラウスさんもいるようだし、次の話ではマウナのウェディングベルが聞けるかな?(笑)

結局ヤムヤルは"シェイプ・チェンジ"は使いませんでしたね、ちょっと見たかったな。

次の出番があっても卵になってたらどうしよう


フレディの代わりにいつのまにかノリスが引き取っていたデボン・ロンデルを使い魔にすればまた一緒にいられるのにね。

さて、本当に使い魔にするのか。結構いい話だと思うんですけど。

ガルガドさん辺り引退して神殿に篭っちゃいそうですが、きっとまた参加してくれるでしょう。


イリーナも相変わらず便利屋だし、エキューも長耳ラブで冒険者を続けるらしい。

バスはまだまだイリーナ達にくっついていって歌を作るんでしょうが、本当に神殿を建てて貰ったんでしょうかね?

私のイメージでED曲を流すとしたら、「魂魄重ねて」かな(マイナーな―笑)


はい、これで10巻にも及ぶヘッポコーズの冒険は一区切りです。

私はバブリーズを読んだ時、こんなにリプレイが好きになる事はもうないと思いました。

でも、どうやら2度目があったようです。3度目はあるかな?


秋田さん曰く「もうちょっとだけ続くんじゃ」だそうですが、それならいっそ20巻まで行っちゃうかな?(笑)

時間が経つにつれ色々な思い出が湧いてくるんでしょうが、それを全部書くのは無理です。

だから多くは書きません、でも一つだけ言っておきたいのは…………

『ありがとうヘッポコーズ、本当に楽しかった!』



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