「集え!へっぽこ冒険者たち」編:安田均 作:清松みゆき・秋田みやび 他 出版社:富士見書房

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「神官戦士の憂鬱」作:江川 晃

★1

例の《金目の猫》の生き残りをしょっぴき、ファンの街を練り歩く我らがヘッポコーズ!

コボルド相手に互角?の戦いをしていた頃が嘘のようです(感無量)

イリーナのグレソーの先には下位魔神ザルバードの首の包みがぶら下がっている

"悪魔殺し"ですか・・・・・

悪魔と魔神は違うんですけど、この世界では大差ないですね

でも"悪魔殺し"よりも"魔神殺し"のほうがカッコイイと思いません?

濁点が入っているせいか語呂がいいですし

                                          

挿絵では捕まえた坊主の戦士に目隠しをしていますね

護送する時はこういうもんですかね?

イマイチ事態が飲み込めない群集と兵士に自分たちの功績を熱弁するヒースはちょっと微笑ましいです

自分たちの為した事を世間に知らしめたい!

よくわかります、功名心はけっして悪いものじゃありません

                                     

今回の主役、ガルガドさんは憂鬱な表情

果たして自分はこれからどうすればいいのか・・・・・

元々ガルガドさんの動機は未熟な連中を導こう、ということでした

しかし、それはもう果たされたんじゃないか?と

                                           

★2

マイリー神殿、ガルガドさんは直属の司祭ヒューナーさんの前でも気分が晴れません

>これだけの大都市になると、多少の波紋はすぐに消え去ってしまうものだ

そんなもんですかね

吟遊詩人の興味は引くでしょうけど・・・下位魔神じゃそれほどでもないですね

上位魔神だったらもっとすごいことになっていた・・・・様な気がします(笑)

ベルド陛下みたいに魔神将を倒そうものなら英雄ですよ

                                          

マイリー神殿の剣術大会に招待されるなんて、強くなったもんです

ところで、刀剣類限定なんですかね?

メイスやフレイルみたいな武器じゃ駄目?

ガルガド「模範試合のために参加してくれ」

模範・・・ですか・・・・(苦笑)

イリーナの《強打》での力押し戦法は、果たして模範になるんでしょうか(それをいっちゃ〜)

                                         

火が消えてしまったようなガルガドさん・・・・

覇気が見えない、腑抜けてしまったようです

そんなガルガドさんにヒューナーさんは救いの手を差し伸べました

3人の神官を鍛えろ、と

                                           

大会に出場し、もう一組のチームと試合をして勝った方がガルガドさんたちと戦えるんですね

しかし、かれらはさる事情で試合で戦えそうにありません

そんな3人の面倒を見るのがヒューナー司祭からの課題ですね

どんな落ち込んだ奴でも持ち直す!ガルガド再生工場(笑)

3人ともガルガドさんのことは既に知っています

後輩みたいなものですね

ヒューナー司祭もガルガドさんに期待してると思います

                                        

一人一人検証しますと

ジゼル・オーランド 17歳

亡くなったお父さんもマイリーの神官で、最近神殿に入った娘さんです

練習熱心で一生懸命に物事に取り組む姿勢は好感が持てます

筋力は10と戦士としては貧弱な気がします

それが彼女の心に、戦神の神官として不適格ではないか?と疑心を投げかけています

ファイターが1、プリースト(マイリー)が2

ちゃんと神聖魔法が使えるんですね

                                         

ハインツ・マカリスター 21歳

体が大きい、元傭兵

傭兵時代に斬られたせいで相手と対峙しまして

戦う事に恐怖感を持ってしまいました

しかし、ファイターは4とガルガドさんよりレベル高いです

実に惜しい素質です

                                           

サリィ・ベネルディン 19歳

元盗賊、他の2人がとある盗賊団の討伐をしていた時に知り合いました

友人の仇をとるため、あわや死にかかっていたところをジゼルに助けられたそうです

シーフ4でファイターが1

盗賊の技術を使えば遥かに強いんですが、彼女はそれを躊躇ってます

                                       

★3

芝生に覆われた中庭に移動したガルガドさんたち

リウイがコンラッドと対決したように、マイリー神殿は鍛錬をつんだり試合をするものいはオープンな・・・公民館のような場所を提供してくれるのかもしれませんね

ガルガドさんに一礼する神官さんもいて、思わずニヤリとしてしまいます

                                         

数日後には対戦する相手の稽古をつける、というのも不思議な話です

もちろん、それもヒューナー司祭の配慮ですけどね

ガルガドさんはいい上司に恵まれましたね

ヒースもそうですけど、いい師との出会いはとても大切です

ユウも心から尊敬できる先生に出会えたと悟った時は嬉しかったものです

                                          

それぞれガルガドさんが腕前を見るわけですが・・・・

それぞれ素質はあるものの戦士としてはなにかウィークポイントがあります

                                          

ハインツは上記の通り、剣恐怖症というかなんというか・・・・・

でも素振りをしている分には全然平気そうなんで、剣を振るのが怖いというわけじゃないですね

ガルガドさんと対峙してからの動揺ぶりは見ていて可哀そうなほどです

剣を持って相手と対峙するのが怖い、もしくは相手と剣を交えるのが怖いんですね

しかも、剣だけでなく相手に傷を負わせうるものが怖いんですね

もしかしたら、猛牛のような動物と対峙するのも怖いのかもしれません

紙一重で大怪我を負う戦いの場、という意味では一緒ですし

                                          

サリィとジゼルもそれぞれ弱点があります

サリィはいわゆる一つの重量オーバー・・・・・

筋力に合っていないんですね、盗賊としては

習得しているファイター技能さえ使っていれば、筋力ピッタリの装備でも扱えます

しかし、彼女は重さをもてあましてます

これって、武器を振るう時はシーフ技能を使っていたという事ですかね?

それとも、感覚的に慣れないせい?

                                         

でも、3人のがむしゃらな姿勢はガルガドさんに火を点しました

昔のこみ上げてくる気持ちを思い出したというか、なんというか

あの日〜の気持ちもういち〜ど、取り戻せ〜♪

という歌がありました、知っている人は知ってます(多分)

                                          

ジゼルはとにかく力不足

オヤジさんの装備を使っているせいかサリィ以上にサマになってません

ガルガド「力がついてくるまでの間・・・・・」

それって筋力を上げるって事ですかね?

基本的には成人した時点での能力値は増えませんしね

若さの為に能力値が低い状態にあるのはせいぜい13〜4歳ぐらいまでです

彼女は既に17歳、成長期を終えようとしているように思えます

                                          

サリィ「あの家業をしていた頃の自分と今の自分は違います」

確かに、変わったでしょうね

でも全く別の人間として生まれ変わった訳でもない

彼女は弱い心と戦うということを教えてくれた神官(ジゼルですかね?)の為にも、昔の自分と決別する為にも、盗賊の技術を封印しています

しかし、果たしてそれでいいものでしょうか

力そのものに善も悪もない、あるのは使い手の心のみ、と某羽戦士が言ってました(フォーセリアじゃないですよ)

大切なのは、心の改革で性質の改革ではないと思います(今回は)

もっとも、それを承知の上で戦士に転向したいというのであればそれはそれでいいと思います

                                          

未熟な彼らを鍛える事に熱中するガルガドさん・・・・・

昔のガルガドさんもそうでした

未熟な者(ガルガドさんも含めて)を強く鍛える

鍛えるということはドワーフの生きがいなんでしょうかね?

苦労もあるでしょうし、心労もあるでしょう

でも、それがガルガドさんの生きがいなんじゃないかな?と

あっ!けっしてマゾではないですよ(笑)

だからノリスみたいな、やんちゃ坊主に付いていったんですね

                                       

★4

ファリス神殿で馬鹿デカイグレソーを振り回して修練を積むイリーナ

相変わらず信じられないことしてますね〜

もう、バッファローマンもびっくりですよ(笑)

マウナからの差し入れやヒースの訪問

普段はこんな風にすることもあるんですね

ヒースは授業はないのかな?(笑)

                                         

ガルガドさんが対戦相手のに稽古をつけているという不可解な情報も仕入れてます

イリーナはそれでもガルガドさんに対する表立った不信感を見せません

ヒースに誘われてマイリー神殿に行ってみる所を見ると、多少なりとも気になるんでしょうね

そこで見た元気そうなガルガドさんとジゼルたちの様子をみて稽古を続けたがるところはいっそ可愛いです(笑)

                                       

★5

そんな彼らに波紋が起きます

ジゼルが誤ってケガをしてしまいました

サリィは上記の通り、ジゼルに色々な意味で助けられて彼女を大切に思ってます

ジゼルは他の2人に自信をつけさせるため

そしてサリィはそんなジゼルの気持ちに応えるため

泣かせる話じゃないですか

お互いがお互いを思いやるが故にギクシャクしてるんです

                                           

でも、それだけじゃないです

むしろ、メインは自分の神官生命を終わらせる事でした(過去形)

彼女は神官として駄目だと自分で自分を陥れるために、剣術大会に出ようとしています

その為に必要最低限の力をつけようとしているんですね

ジゼルは2人に自信をつけさせるために参加する事を否定してますが・・・・・

多分、そんな気持ちもあると思います

いい機会だから自分にも引導を渡そうと?

                                       

サリィは何故棄権したんでしょう?

神官を辞めるために試合に出ようとしているジゼルを出すまいとする為

大切なジゼルが怪我をするのが我慢ならない為

自分の為にジゼルが試合に参加しようとするのが耐えられなかった為

一つではないと思います

                                         

ジゼルは腕っ節が強い事こそマイリーに神官の条件だと思っていた

でも、マイリーの教えは「人生は戦いだ」ですから

なにも武器を持って戦場に立つことだけがマイリーの信仰ではない

ジゼルにとってみたら、今は自分を鍛える事に夢中になっているんですかね

                                           

★6

試合当日

さすがはマイリー、オーファンの国教

なかなか盛況です、ちょっとしたお祭り状態ですね

きっと、盗賊がこっそり賭けの胴元なんかをやってるんでしょう

だれが勝ち抜くか?とか何人抜きするか?とか

                                         

ジゼルたちの対戦相手は鼻からガルガドさんたちを倒して名を上げようとしているのが見え見えです

あるいは、有名人を倒す事で喜ぼうという感じ?

もっとも、そんな敗北直前キーワードを身にまとった連中がふっきれたサリィたちに勝てるわけもなく・・・・・(笑)

敗北直前キーワード・・・・それは死亡直前キーワードのように先の展開が見える兆候です

目の前の敵に目がいってない、とか一見弱そうな相手に強気で挑む、とかですね

キン肉マンがカメハメに負けた時がまさにコレです(笑)

                                       

一試合目 ノリスVSサリィ

ユウはノリスを見直しました

小説で書かれるとノリスはこんなにも俊敏で抜け目ない戦いをするんですね

盗賊と盗賊の戦いは戦士のそれと違いますね

互いの隙をつきあうだけじゃなく戦士とは違った肉体の使い方の応酬でした

まるで戦闘機同士のドッグ・ファイトのような緊迫感

砂で目潰しというのはいいんですね

際どいところで勝利を収めたノリスにはガルガドさんも満足そうです

                                      

二試合目 イリーナVSハインツ

人間兵器イリーナの威圧感は半端じゃなく、ハインツは腰が引けてます

ガルガドさんの水差しがなければ、一方的に屠られてましたね

仕切り直した戦いは見事の一言

ただ、ハインツの方が一枚上手でした

ワザと作った隙にまんまと《強打》なイリーナ

時間切れ間際に一撃を見舞われ、ハインツの勝利

元傭兵としての引き出しの多さがものを言いましたね

                                         

そして三試合目 ガルガドVSジゼル

ジゼルの為、手加減することなく全力で挑むガルガドさん

戦士として、戦の神の神官として、そしてこれから戦う教え子の教師として

全力でぶつかる事こそジゼルが望む事ですし、そうしなければ一生悔いが残ります

試合というより、稽古をつけているかのような試合展開は清々しいです

                                          

息が切れ、膝をつきそうになるジゼル

自分はよくやった、と自分の限界を決め込んでしまっています

ガルガドさんの活でジゼルが立ち上がるシーンは最大の見せ場です

今回の主役ってガルガドさんだけじゃなかったんですね

体力の限界で繰り出した一撃はいままでにないほど見事なものでした

「この一撃をかわされたら、後がないと思う一撃」ですね

結果はガルガドさんの判定勝ち

でも、審判の1人はジゼルに旗を揚げてたのも忘れてはいけません

                                      

ガルガドさんも、ジゼルとハインツとサリィもやるべきことがたくさんあります

流行の言葉で言えば

「You still have lots more to work on…!」 (まだまだだね…!)

といったところですね(笑)

まだまだやるべき事がある、出切る事がある、やりたい事がある

ガルガドさんの憂鬱は杞憂に終わりました(笑)

                                                   

「幸せにいたる道」作:秋田みやび

時間的には春から夏、リプレイ開始のほんの少し前です

故郷の村を出て、1人ヤスガルンからファンへの街道をテクテク歩いています

お爺さんを亡くしたんですね

どうやらマウナは母方は人間のようです

お父さんがエルフ、でもマウナは会ったことすらないような

                                           

お父さんがエルフでお母さんが人間で一緒に暮らす家族のいないハーフエルフ・・・・・

ロードスのリーフと一緒ですね

絵に描いたような典型的に不幸なハーフエルフの背景

最も親しかった肉親のお爺さんは亡くなり

その服をお母さんの旧友のハンナというおばさんがターバン?風に直してくれたんですね

そのせいか、貧乏性なのか、癇癪を起こして布を踏むなんてことできないのは今と変わらないです

                                          

この時点では精霊魔法は使えないようです

習得している事に気づいていないのか、本当にまだ習得していないのか

ハーフエルフは人間に育てられたかエルフに育てられたかによって最初の技能が大きく変わってきます

マウナの場合、人間に育てられ生まれは狩人

ということは最低でもレンジャーを1習得しているはずですね

お爺さんに習ったんですね、身体に染み付いた色々な物こそが親からの何よりの遺産です

ド田舎の村ではレンジャー技能がものをいいますしね

                                           

マウナ「あたし、絶対に幸せになってみせるから!」

うんうん、抽象的ですけど目標としてはそんなところが妥当ですね

マウナ「・・・・・それなりに」

・・・・微妙に志が低い気がするのは気のせいでせうか?(笑)

                                           

>村を出てから、マウナは独り言が多くなった

寂しさを紛らわす為・・・というのもあるでしょう

しかし、彼女はその時点から自分では気づかないうちに

目には見えない精霊たちを感じ始めていたのかもしれません

けっして根暗なわけじゃないです(笑)

                                           

一応年頃の娘で美しい部類に入るわけですから、危ない事もあるでしょう

いざとなったら全力で逃げるぐらいしかないですね、付け焼刃の飛び道具なんて効きませんし

しかも、独りっきりの旅ですから、あまり大きな生き物を獲っちゃうと食べきれません

自然の調和を忘れずに、自然からの恩恵を本当に必要な分だけ得る

コレ、野伏の鉄則!(笑)

作中でも書いてある通りネズミとか魚ですかね、あとキノコ

兎ぐらいが上限?鹿の類は無理でしょう

                                         

>人の足跡が混じっていた。複数。それもまだ新しい

なかなか優秀じゃないですか、けっこう分かるもんですね

どっちに行ったか?とか正確な数は?とかを当てられないんですかね

レベル不足?それとも出目不足?(笑)

                                         

"インビジビリティ"で潜伏していたノリス父、ゼクス登場

いけない!ゼクス・・・これじゃ仮面のパイロットになってしまいます

そのうち"火消しのウインド"とかいう名前で再登場しませんかね(笑)

もしチビーナがリリーナのまま定着していたらピースクラフト兄妹ができてましたよ

                                          

ところで、本編ではゼクスですけどキャラデータだとゼニスになってますよね?

やっぱり本編優先?

ゼクス(ゼニス?)・ウェストイック 41歳

3レベルのシャーマン/セージ、レンジャーも1持ってます

シーフは持ってないんですね

                                         

能力値的には普通〜すっごい普通〜ツッコミようがないということがツッコミです(笑)

現在冒険者として、仲間と組んで活動中

今回は売春宿に売られた村娘を取り戻す事でした

野党に追いつかれて怪我を負う傍ら、相方は娘たちを村へ送っているところでした

相方が帰ってくるまで姿を消していたんですね

                                         

ゼニスが"ティンダー"のコモンルーンで火をつけるのを見て素直に驚くマウナは可愛いです(笑)

この時の体験が"ティンダー"のコモンルーンに走らせたんですね

ゼニス「赤々と踊り、照らせよ」

これが共通語による"ティンダー"発動の合言葉ですね

購入した時に説明書でもついてくるんでしょうかね?

                                         

そういえば、ゼニスとノリスがつけている額当て

あれってウェストイック家の人間はつけるもんなんですかね?

てっきりノリスのファッションかと思ってたんですけど、オヤジまでつけていますし

まるで某うずまき忍者みたいです(笑)

                                       

>好奇の視線や、狭い村でのささやき・・・・・

やっぱり浮いていたんですね

田舎の村じゃ、街より偏見が強いんですかね

どういう経緯でお母さんがエルフのお父さんと知り合ったのか、謎ですね

一体お父さんは何処へ行っちゃったんでしょう

                                        

マウナ「連中が軒並みお肌の(中略)せせら笑ってやるんだから」

マウナ・・・やや捻くれてますけど半エルフの特権ですね

ドワーフやグラスランナーのように普通の人間の約倍の寿命

若い頃の親しい友人も、自分の人生が折り返した頃には死んでるんですね

マウナもいつかそういう別れを体験するでしょうね・・・・・

                                        

マウナが"ティンダー"に憧れたのも分かる気がします

火は自分の寂しさを拭ってくれるような気がする

そんな火がいつでも灯せるなら、それは素敵な事かもしれません

                                           

野党に居場所を嗅ぎ付けられたのはお約束

ゼニスは"コンフュージョン"と"インビジビリティ"を駆使してやり過ごそうとしています

ゼニスは"コンフュージョン"を2点、"インビジビリティ"を4点で使えます

ゼニスの精神力は14点

"インビジビリティ"一回分の精神力を温存しようと思えば

"コンフュージョン"を気絶しないギリギリで使おうと思えば4発が限界

相手は3人・・・・実に微妙です

                                         

やってきた相手になんと"ホールド"を使ってます(多分1発)

4点消費・・・・・姿を消す事を考えても"コンフュージョン"は2発が限界

1人に1発ずつかけてギリギリですね

消えなければもっとかけられます、気絶しないように4発ほど"コンフュージョン"をうてますね

多分、マウナを追っかけた男を足止めしようとしたけど抵抗されたんじゃないかと

残り2人はパーになったか、抵抗したか

ゼニス大丈夫ですかね?

ゼニスの性格だと自分が消える事は諦めてパーにすることに徹したかもしれません

袋叩きにされて河に浮かばされたりしたらどうしよう・・・・・

                                         

マウナの走りながらの独白はマウナの内面をさらけ出す、リプレイでは計り知れない感情です

孤独だった自分、惨めだった自分、不幸だった自分

マウナはそう思ってます

辛い事だけじゃないでしょう、おじいさんやおばさんがいましたし・・・・

でも世界で自分だけが孤立したかのような疎外感を感じていたように思えます

                                           

追いついた男を前に、絶望するしかなかったでしょう

なんて可哀そうなんでしょう

村では爪弾きにされ、新しい生活を求めて村を出たら売春宿に売られそうになる

これほどの悲しみを背負っているように思えないハジケっぷりですけどね

                                         

野党は一つだけ間違いを犯しました

マウナのターバンを燃やしてしまった事です

燃やそうと思ったわけじゃないでしょうけど、コイツの責任です

半狂乱になっての必死の呼びかけでなんと"ファイア・ボルト"を使ってみせました!

こういうこともあるんですね、咄嗟に精霊へ呼びかけたなんて

                                          

今は間違いなく"センス・オーラ"を使ってます

今までは出来なかったわけですから、まさにこの瞬間に精霊語を身につけたんですかね

友達は精霊だけ・・・・そういうとスッゴク可哀そうな気がします(笑)

村にいるときじゃなくてよかったような気がします

1人で虚空を見つめておしゃべりするハーフエルフ・・・・村人にとったら不気味です(苦笑)

                                         

追いかけてくる男に矢を打り逃げ!

なんかクリティカルして串刺しになったような気がします

ようやくファンに着いた時には、何枚かの銅貨と弓矢だけが財産・・・・・・

って銅貨?そんなものもあったんですね

ガメル銀貨より価値は下がりそうですけど

                                         

夢中になって転がり込んだのは『青い小鳩亭』・・・・ようやくマウナも運が向いてきました

シャナおばさんやガーディーさん、ヒースにイリーナ・・・・・

幸せって具体的な形はないです、紙に描けるものでもないですし

幸せはあって無きが如し

つまらない表現をすれば、その正体は快楽物質の分泌です

                                         

色々な事に人は幸せを見出します

人はそれぞれ好みの快楽物質を出す方法が微妙に違いますから

幸せに浸り続ければ些細な逆境でも不幸を感じますし、逆もまた然り

相対的なことなのかもしれませんし、幸せであり続ける事もできないのかもしれません

苦しい事という苦味があればこそ、幸せも強く感じ取れますから

                                          

マウナは今、辛い事ばかりを乗り越えてきました

そのせいか、些細な事でも幸せを感じるでしょう

しかし、それが過ぎても幸せを感じられる生活が大事です

これから幸せを感じ取れるようになる出逢い

マウナは幸せになれますよね

一生に一度といっていいような出逢いを、数多く果たすんですから

                                               

「グレートソードは筋肉少女の夢を見るか」作:北沢慶

★プロローグ

このお話の最大の特徴は武器の擬人化にありますよね

とはいっても、人間の姿格好になるわけでなく、人間のように物を考えるという事です

ストーリーとしては新リプレイの「つかめ!明日の大勝利」5話6話に当たるかと思います

この回でイリーナは必要筋力24のグレソーをゲットしました

このお話の主人公?はそのグレソーだったりします

リプレイの内容をグレソー視点で読み直す、リプレイのリプレイとでもいうべきでしょうか

                                       

イリーナに買われたグレソーはやや捻くれてますね

グレソー「俺は、面白半分で生み出された。冗談みたいな気分で・・・・・・」

そんな生い立ちのせいなんでしょうかね?やさぐれているのは

グレソー「生まれて何日、何年、何十年がたったのか思い出せない・・・・・」

これって、随分長い間倉庫で埃を被っていたんですね

こんなものそんじょそこらの鍛冶屋じゃ作れません、まして冗談半分では

                                        

人々に邪険に扱われていたという事は、誰かのオーダーメイドでも展示用でもなく、ただ作ってみたということなんですかね

まあ、本人にとったら納得いかないんでしょうけど、作った人はそれなりに気合を入れていたと思いますよ

必要筋力24、人間が持ちうる限界の重さです

数々の遍歴を経てグレソーはついに使い手に巡り会えました

我らが"ファリスの重戦車"イリーナ・フォウリーです!

                                          

★1

グレソーはロマールの闇市に眠っていたそうな。たしかに、あそこならありそうですね

リプレイ第5話の話は飛ばして第6話の冒頭がこの話の導入となります。

グレソーを運んでいた御者のアークさんを襲撃したシングとゴブを掃討した直後ですね。

                                         

グレソー「闇市の店主の話でも、俺を扱えるのは1000人にひとりいるかいないか……」

まぁそんなもんですね。確率で言えば能力値を決める時2回連続で6ゾロを振る必要があります

(1/36)の二乗ですから1/1296、0.077%程ですね。そう考えると巡り会えなかったのも無理はないです。

                                         

グレソー「ムサ苦しい大男よりは華やかで・・・・・」

なかなか正直じゃないですか(笑)

そうだよね、ヒゲマッチョでアッチの趣味がありそうなオジサマよりは頭が悪そうでも可愛い娘の方がいいですよね(納得)

                                     

ところでこのグレソー、イリーナになにやら念波を飛ばしてますよ!

イリーナを操ろうとしています

それが効いているのかいないのかは定かではありません

確かにグレソーの送った念波の通りイリーナは剣を振ってますけどね

やはり、この話では効いているとしたほうが面白いです

                                          

グレソー「どうやらこのイリーナという小娘、自分の力にコンプレックスが・・・・」

あったんですね、イリーナみたいな筋肉少女帯にも(笑)

やっぱり女の子なんですよね、年頃の

                                          

グレソーはヒースのことを

グレソー「兄妹なら、妹が殺人鬼になっても、かばう可能性が高いだろう」

アハハハハ・・・・・それはスッゴイ可能性低いヨ・・・・(爽やかに―笑)

なんとなく、巻き込まれないように国外に逃亡しそうです(そこまで言うか!)

グレソーに邪悪そうな顔、なんて言われたらお終いですよね

チクワに「中身のない奴は嫌いだ・・・・」って言われるようなモンです(笑)

                                         

リプレイを画面の外から眺めるように、グレソーの視点で話は続きます

普段見慣れた風景も、こういった"物"の意思が介入していると考えると面白いものです

リプレイを読んだ後だとより分かりやすくてよろしい

グレソーを同じ、喋る装備第2号ラージシールドもいます

このグレソーだけが特別じゃないんですね

ということは、ノリスの短剣とかも喋るんでしょうか?

もしかして、付喪神みたいなものだったりして

なお、付喪神(つくもがみ)は年月を経て妖怪に変化した日用品なんかですね

                                         

ラージシールドはグレソーと違って気弱そう・・・・・

と思ったら見事に騙されました

コイツ(盾)はいい子ぶってますが腹黒いヤツです

言葉遣いは荒いけど裏表のないグレソーのほうが好きですね

                                        

グレソーは両手持ち、片手を通す盾の類とは併用できません

リプレイでは不測の事態に備えて盾を持っていきましたが、ここではシールドの念波のせいとなってますね

新しいパラダイムで読み直すのも一興です

グレソー「いずれ全員、俺がバラバラの肉塊に変えてやる・・・・・」

サラリと過激発言!(笑)

                                           

★2

夜、見張りのイリーナはグレソーを磨きつつ恍惚とした表情を浮かべてます

グレソー「どうやら早くも、俺の力にみいられ始めているようだ」

う〜んニアピン、力だけじゃなくて全てに惚れ込んでるんですね

武器フェチですから(笑)

ここでイリーナに磨かれているグレソーの快感語録をどうぞ(笑)

                                           

「う、うおおっ、気持ちいいっ」「生まれて初めての快感」

「その吐息、指使い、すべてが俺の心を蕩かしてゆく」

「あ、あふう。だ、だめだ。とてもこの快感に耐えられん」

「お、おのれ、小娘のくせになんというテクニシャンな・・・・」

トドメはイリーナにチューをされての

「おふうっ」

                                      

うわ〜グレソー、せっかくのダンディーなキャラ作りが台無しだよ(笑)

なにやら幸せそうなヤツ・・・・・・

グレソー「意外に弾力のある胸に抱かれて・・・・」

それってバストはバストでも胸筋じゃないですか(笑)

ネプチューンマンの如く弾力性のある胸筋?(なんかいや)

                                         

★3

さてさて、館の探索内容はリプレイの方に任せるとして

イリーナは片っ端から罠にかかりますよね

意識してませんでしたけど、この場合グレソーも巻き添えを食ってるんですよね

油を引っ被ってスリップし、激しく転倒!

そんなイリーナと苦楽を共にしたグレソーのお言葉!

                                         

グレソー「街へたどり着いたら、もう少しマシな持ち主を・・・・・」

たしかに、イリーナよりオツムの出来がいい人間は沢山いるでしょうけど

果たして筋力が24もあるマッスルボディーの持ち主がいるんでしょうか?

リジャールでも持て余しそうですし

そもそも、筋力24って大陸中探してもそうそういませんって(世界観的に)

                                       

実は、力持ちのように思えるドワーフだって最高は22だったりします

最低が12なんで人間より種族全体の平均は高いんですけど、最高値は人間には及ばないんです

普通使えるPCの種族としては最高値は一番高いです

ケンタウロスは最高24、平均19なんで実は力持ちなんですよね

リザードマン(ノーブル)は最高30!、平均20と怪力な種族なんですよ(意外に)

リザードマンの集落に放置すれば一人ぐらい使える人?がいるかもしれませんよ(笑)

あと、オーガーの生息地域に放置するとか(爆笑)

                                         

★4

沼に飲まれた部屋で、運命の戦いが始まりました

ある意味このシナリオの影のラスボス、ブロブ登場!

リプレイではヒースは1低い達成値で正体を図りそこないましたけど

ここではなんとシールドの妨害念波のせいのようです!

恐るべし!恐るべし〜!(笑)

                                         

ブロブは鉄を腐食させる体質を持ってます

コイツにふれたら最後、鉄は錆びてしまいます

もちろん、そんなブロブをグレソーでシバくなんてもってのほか

グレソーよ、お前の命はあと24時間だ(泣き笑い)

                                          

ここで近くの川で水浴びをします

リプレイでは割愛されましたけど(そりゃそうだ)ここではノーカットディレクターズ版です(笑)

                                          

★5

小川で水浴びをするイリーナに思わず見とれてしまう装備2人

カラーページの挿絵でちゃんとサービスカットも載っています

こうやってみると、本当に筋力が24もあるのか分かりませんよね

見た目スポーツ体型の女の子ですし

この世界の下着ってイマイチイメージが湧きません

なんかイリーナの場合、水着みたいで可愛いです

覗いた八重歯がチャームポイント?

                                         

ここでクリスの思い出話などを始めます

短編集「許されし偽り」や「ファリス様がみてる!?」に収録されている北沢先生の短編にも登場します

イリーナはクリスが大好きでした

勘当されて家を出た時に残していった装備を振り回すことでイリーナは寂しさを紛らわそうとしていたんでしょうか

イリーナにとったら、盾と剣を携えて剣術と神聖魔法を使っていたクリスはある意味理想だったんですかね

誰にも(多分ヒースにも)漏らさなかった弱音を吐くイリーナは、筋肉塊でなく、年頃の女の子でした

                                          

この時点では父のキリング司祭は臥せってますけど、年末には復活します

具体的には「ファリス様がみてる!?」

                                       

★6・7

詳しい戦闘風景はリプレイの方を見ていただければ分かるとして

特筆したいのはイリーナとグレソーによってたたき出された脅威のダメージです

44点の打撃なんてそうそうお目にかかれません

グレソーとしては、そんな人間と武器が力をあわせて出しうる最高レベルの斬撃は快感のようです

武器としては、これほど自分の性能をありありと発揮できたのは歓喜の極みでしょう

まして、パートナーが惚れつつあるイリーナならなおさら

                                           

就寝前にグレソーにこれ異常ないほどの愛情を込めて語りかけるイリーナは普段と違ったイリーナでした

グレソーのような武器はイリーナにとったら縫いぐるみのようなものなんでしょうかね

冷静に考えてみると、縫いぐるみならともかく武器を可愛がって添い寝をする娘は珍しいですよね(そりゃそうだ)

事情を知らない人がみたら引きますかね

                                         

翌日、運命の時が近づいてきました

24時間が経過し、ブロブの酸が効いてきました

無情にも、錆びは目に見えてその無慈悲な侵食領域を広げていきます

イリーナは泣き叫び、半狂乱になったかのようにファンへ走り出します

グレソーは自分の運命を悟りました

しかし、イリーナの悲しみようこそが本当に痛かったんでしょう

                                          

グレソー「生まれてきて、たった一度でも、必要とされたから」

    「ほんの短い時間でも、本当に必要とする人に、巡り会えたから」

    「そしてその人のために戦い、その人の胸の中で、死んでいくのだ」

グレソー・・・・ここにきてそんな感動的な言葉を並べられたら悲しくなっちゃうじゃないですか

言葉こそ交わしていなかったけど、どこか繋がっていたイリーナとグレソー

意思の疎通こそ出来なかったけど、お互いがお互いを支えあっていました

地面に投げ出され、粉微塵に砕けてしまいました(哀悼)

                                           

★エピローグ

でも、復活するんですよね(笑)

柄だけを新しい体に移植して、アッサリ復活しました

リプレイの方では書かれてませんでしたけど、後に手に入るグレソーはこのグレソーと同じ柄を使っていたことが明らかになりました

新しく名前も刻まれて、イリーナの両手に盾を持たせてダブルシールドアタックなんて考えているラージ・シールドをヘコませてやりました!(笑)

                                      

今は高品質のグレソーを持ってますけど、このグレソーも持っています

OVA版ロードスで両手に"ソウルクラッシュ"と"ローフルブレード"を持っていたパーンも驚くような

両手にグレソーを持つジャイアントみたいな女の子になれとはいいません

でも、そのグレソーは大切にして欲しいですね

                                                                                 

「ノリスは踊る」作:西奥隆起

★1

今回はノリス受難のお話です

ギルドへの上納金を納めなかったという、いかにもノリスらしい理由が端を発しています

盗賊ギルド"納金の長"クライブに石壁に囲まれた査問室に呼び出され、収入を細々と記帳した紙を突きつけられます

査問室に入れられるのはギルドの掟破りをしたりした者ですから

気の弱い人ならガクガク震えてしまうでしょう

なにしろ、掟に反したら制裁が待ってますし

                                          

しかし!ノリスときたら

ノリス「お茶は出ないの?水でもいいんだけど」

度胸がいいのか、おバカさんなのか・・・・(苦笑)

                                          

ノリス「いつも50ガメルずつ払ってたんだけど・・・・・・」

50ガメル?それって月極ですかね?

盗賊ギルドでは年間500ガメルを収めるとなってます

50ガメルってどこからきたんでしょう?

それとも、上納金とは別ですか?

                                         

なお、それは最低ラインです

それを超えるようなら収入の1割を収めることになってますけど

ノリス・・・知らなかったんですね(苦笑)

ちゃんとギルドのルールを理解していないんでしょうね

命知らず〜(笑)

                                          

そしてノリスの収入をギルドに報告し続けたガルガドさん恐るべし!

しかも、優秀な盗賊を紹介してもらうことが目当て・・・・

うまい!ノリスを抹殺し、優秀な盗賊も仲間に入る、一石二鳥ですね(笑)

普通なら処罰を受けますけど、ノリスの場合保留

いままで滞納していた分を払えばよし、と盗賊ギルドにしては寛大な対処です

                                          

しかし、それは寛大なわけではなく、ギルドの計画の内でした

ギルドの裏切り者マクレーンという男がファンドリアに情報を流そうとしていまして

グライブの狙いはマクレーンの制裁です

マクレーンはアズナーという名でとある屋敷に潜伏して、ファンドリアからの迎えを待っています

ノリスにはアズナー亭にある宝剣の奪還を命じ

それを隠れ蓑にしてギルドの暗殺の長、つまり"蛇"の"血塗りの猫爪"がマクレーンを始末するという計画でした

表向きには"血塗りの猫爪"はキティと名を変え、新米盗賊としてノリスのサポートにつきます

                                          

なお、"血塗りの猫爪"のデータを見ると

年齢不詳、シーフ7、セージは2あります

高い、7とは・・・・・

ロマール盗賊ギルドの暗殺の長は8レベルでして

それには及ばないものの、超凄腕です

能力値的には器用度と敏捷度が高いですね

それと、ユウの持っている本では器用度が18なのにボーナスが+2になってます

攻撃力はちゃんと+3で計算されてるんですけどね

ついでに、クライブは5レベルのシーフ/マーチャントです

                                           

こうして、ノリスとキティはそれぞれの任務の為にアズナー亭へ侵入してます

痛々しいほどに可愛い子ぶりっ子をするキティ・・・いくつなんでしょう

キティ「えーっ、キティは重くないです!ノリスさん、失礼です!ぷんぷん!」

!!?口で「ぷんぷん」って言ってる!?

痛いよ・・・・・痛すぎるよ・・・・・(ガタガタ)

                                         

わざとドジっ子の振りしてノリスの足を引っ張ろうとします

あまりやりすぎると本当に見つかっちゃいますよね

でも、そのときはノリスを囮にして悠々とミッションを遂行する強かさはありますよね

                                        

地図をつける代わりにキティも連れて行くことがクライブの提案でした

これでもし

ノリス「い〜や、いらないよ(アッサリ)」

と言ったらそれまでですね

その時はその時、別ルートで侵入する事になるんでしょうけど

もっとも、ノリスがせっかくの家の見取り図を逃すはずもなく

よくノリスの性格を把握してます

                                        

ノリスが地図だけ頂いて、キティは置いていこうとしますが

キティとしては一緒に行動していた方が(暫くは)都合が良いんで渡しません

キティ「間取り図は要らないですか?迷子になっちゃいますよ」

ノリス「そんなもの、さっき見たときに憶えちゃったから必要ないや」

本当、ノリス〜?(疑わしげ)

知力ボーナス+1だけに、うろ覚えっぽいんですけど(笑)

                                         

明らかに誰かいる屋敷内に潜入する2人、ここに凸凹コンビ誕生?(笑)

キティが猫被ってなければノリスXキティというカップリングも成立するんですけどね

                                          

★2

キティの所持する懐中電灯"トーチ・ナイフ"大活躍

"光を操る"サイラン作、刃に"ライト"がかかっている必要筋力1の短剣です

握る力を強めると、切っ先に光が集中して1点を照らします

光が漏れちゃう安物の懐中電灯とはえらい違いです

でも3600ガメルと安価、お求め安いです

                                         

ノリス「宝剣って、どんなのだっけ?訊いてくるの、忘れちゃった。えへへ」

いきなりダメじゃん!(爆笑)

キティはラストチャンスだから訊きに帰ってはクライブの機嫌を損ねるからという理由で反対しますけど

本音では余計な事はせずにミッションを執行したかったんですかね?

                                           

横幅も段の幅もやけに広い階段を登って2階を目指します

やけに強調しているから、もしかしたらと思ったんですけど

アズナー、いやさマクレーンはこの階段の下にある隠し扉に潜伏しています

なんか某元大統領みたいですね(危険な例え)

                                          

ドジっ娘を演じていても流石は7レベル

屋敷の探索そのものは実にテキパキしています

それに引き換えノリスは感心するだけで全然警戒せず

それでいいのかノリスよ・・・・・

                                         

階段を登る途中に仕掛けられていたワイヤーを月明かりだけで察知しましたよ

わずか一瞬の間見えただけの細い糸を探知するとは

これってキティは本気で気づいていなかったということないですよね?

多分、ノリスだけを引っ掛けて、その間自分はミッションを・・・・ということはないでしょうかね?

キティはノリスにちょっと押されただけでわざと倒れましたから

多分そうだったんでしょう

ノリスが気づくにしろ、気づかないにしろ、鳴子をわざと鳴らす気だったんですね

                                          

その糸は間一髪発動させませんでしたけど

直後に今度は足元に仕掛けられていた方を発動させてしまいます

1本目はわざと見つかるようにしておいて、足元から注意を引き離させた巧妙な2段トラップですね

                                         

大音響と共に夜番ゾロゾロ・・・・・

キティはわざとノリスと別れてマクレーンを探しに行きます

ノリスは"コンフュージョン"なんかも使いつつ、脱出には成功しました

ノリス「うまく逃げ出してよ、キティ!」

大丈夫大丈夫、モーマンタイです(笑)

相棒を気遣うなんて、優しいところあるじゃないですか

                                           

★3

大慌てでギルドに帰ってクライブに助けを求めます

でも流石は7レベルシーフ、無傷で先に帰ってました

この時点でマクレーンは見つかってません

                                          

ここでキティはクライブに詰め寄るわけですが・・・・・

これって最初の計画にあったんでしょうかね?

一度目の侵入でマクレーンを殺る気だったんでしょうか?

そして警報をワザと鳴らすのも

それでマクレーンは殺れるかもしれませんけど、ノリスの宝剣奪取は?

仮にそうなったとして、そのままじゃ宝剣は取り返せず、ノリスは飛ばされてしまいます

それとも、何食わぬ顔でキティが見つけていたことにするとか?

                                       

とにかく本当のラストチャンス!

この潜入で結果を出せないと非常に厳しい事になります

その場合、ノリスは本当にチョン!ですかね?

                                        

★4

『青い小鳩亭』でいつも通り駄弁っているヒースたちに合流

でも、ギルドのことですし、下手に手助けすると大変な事にもなりかねませんし

ガルガドさんとヒースはキティが優秀かどうかが気になるようです(笑)

ガルガドさん・・・・・ゴールドだけに飽き足らず、次はキティですか(苦笑)

                                        

元気のないノリスを見ても大事とは捉えない皆・・・・

まあ、いつもがいつもですし(肩をすくめる)

ちゃっかり付いてきていたキティに誰一人気づきません!

さすがは7レベル

                                          

よくよく考えると、ノリスって下調べを全然してないんですよね

アズナーの素性、どういう経歴を持っていて、どういう人柄なのか?

宝剣がどういうものなのか?とか地図があるからいいものを屋敷の下調べもしてません

まあ、時間がなかったんですけど、調べようとする素振りすら見せませんでした

                                          

どうでしょう?考えるより先に動くタイプですね

中華料理は仕込みに全工程の9割を使い

鍋を振るうのは1割ほどでしかないと聞きます

ノリスの場合、いきなり調理を始めるんですね

煮ても焼いても食えないやつですね(笑)

                                         

ガルガドさんは不審な点に気づきました

何故ノリスなんかを盗みに行かせるのか?

それだけじゃく、アズナーが怪しすぎるということ

キティが皆の前でベラベラと「ギルドの仕事」を喋っていることもそうですし

キティはその事を問われて一瞬どもってます

これって演技ですかね?

演技だとしても、どんな意味があるのか謎ですけどね

ガルガドさんたちに関心を持たせただけですし

                                           

★5

ノリスも今度はちゃんとクライブに質問します

あっさりボロが出て必至に取り繕おうとするクライブは滑稽でした

クライブ「あ、ああ、そいつはだなぁ。あ〜たしか・・・・・・」

キティ「キティは、人さらいをしていると聞いたですよ」

クライブ「おお、そう!それだ!」

                                         

・・・・・演技下手なクライブ・・・ほんとうに幹部ですか?(笑)

キティの機転に助けられてますよ、完全に

しかも返し方が幼稚

人身売買をしているから大切にしている宝剣を盗んで懲らしめる

そんな甘っちょろいことギルドがするわけないですし

そういったことって国の方で動いている密偵"犬"が出張る事じゃないですかね?

                                         

しかも、リジャールが出てくるんじゃないか?という問いには

王様は気づいてない、とかギルドが懲らしめないといけないとか

だから、そういったときのお仕置きって=死ですし(苦笑)

ついには

クライブ「見事に宝剣を盗み出した暁には、書き残せばいい。『ノリス様、参上』ってな感じでな」

(大爆笑)

怪人20面相かい!!

ていうか40面相、変装キャラは全部で111人(へ〜へ〜)

でも、そんな盗賊素敵ですよね(笑)

                                          

一方、完全に言い包められているノリス・・・・・

これでいいのか?オーファン盗賊ギルド?(笑)

                                          

ノリスってヘンなところで勘がいいです

あっさりと隠し部屋の在り処の見当をつけました

実は、キティは気づいてなかったんですよね(笑)

間取り図と実際の配置を比べれば気づきそうですけどね

                                         

★6

キティが調べていた迎えの符丁

堰や合言葉と変装術を駆使して向こうに扉を開けてもらってアッサリ潜入!

もちろん、ファンドリアの人間しか知らないはずの符丁をキティが知っているという事は

キティがファンドリアの人間から聞き出したということです

どんな手で吐かせたのかはなるべく想像したくないですけど、ファンドリアからの迎えを始末した時点でマクレーンの運命は決まりました

                                        

ノリスは"ファイア・ボルト"、"シェイド"と盗賊の技術と精霊魔法を合わせた働きを見せます

こうやってみると有能っぽいのは何故でせう?

ビー玉のような小石で相手を階段の下に滑り落とさせる・・・「ホームアローン」みたい!(笑)

ノリスが大暴れしている間にキティはお仕事を遂行する

命名、作戦『オトリと泥棒』

そのまんまです、なんおひねりもないしツッコミも難しい(笑)

                                          

もっとも、キティの仕事は『泥棒』ではなく『暗殺』なんですけどね

泥棒というか・・・・・・これじゃ強盗のような気が

                                           

一方、キティ・・・・いや"血塗りの猫爪"は階段下の隠し部屋を探しあてていました

今までの痛々しいぶりっ子とは打って変わった暗殺者の冷たい目・・・・

彼女が目の前に現れた以上、マクレーンに生き延びる術は残されていませんでした・・・・・

                                         

キティは何食わぬ顔で宝剣を持って乱闘中のノリスと合流

ノリスは"シェイド"を相手にぶつけたまではよかったんですけどねぇ

自分の撒いた小石に足をとられて盛大にスリップ!

あわやというところで駆けつけてきたヒースの"スリープ・クラウド"が炸裂!

ヒース「うむ。あれは見事に決まった!三十数回に一回あるかないかの会心のデキだったぞ!」

もしかして6ゾロでも振った?(笑)

                                           

★7

ノリス的には首が繋がった結果になりました

例の宝剣はクライブが見せてくれたものと同じものです

クライブが見せた剣でマクレーンを始末し、その剣を宝剣という事でノリスに手渡した

それがクライブに届けられ、再びキティの手に戻ります

                                      

血のように赤い葡萄酒が滴る宝剣・・・・

流石のノリスも血と酒の区別はつくと思いますから、血の跡を誤魔化す為に葡萄酒をかけたんですよね?

"血塗りの猫爪"は本当にマクレーンの居場所を見つけられませんでした

それに感づいたノリスは思わぬ働きをしたんですね

                                          

あのバカっぽい小娘の顔は既になく

暗殺者としての冷たい蛇のような瞳を携えて次の仕事にとりかかります

ノリスの与り知らぬ所で大きな事が動いていました

スチャラカなノリスもいつか"血塗りの猫爪"のような事に手を染めるんでしょうかね?

ギルド内で実力が上がればそういうことも起こりえます

でも、ノリスはノリスですから(笑)

                                          

「ゆく人くる人」作:清松みゆき

★プロローグ

例の首なし騎士との戦いで命を落としたノリス

ガルガドさんからヒューナー司祭へ、ヒューナー司祭からジェニおばさんへ

コネを最大限に利用し、高い寄進も出してなんとノリス復活!

一体いくらかかった事でしょう・・・・・

(レベル)×(基本消費精神力)×20ですから

10×45×20=9000ガメルが基本です

達成値を高くするため拡大すれば○倍となりますね

                                          

"リザレクション"(死者蘇生)の基本目標値は20です

遺体が無事に残っていれば達成値は+6されますね

そして死後日数がたつにつれ目標値は1ずつ上がっていきます

ジェニおばさんの魔力がいくつかはわかりませんが、12以上はあるはずです

ということは死んで数日以内ならかなり高い確率で生き返りますね

                                         

1ゾロでも振らなければ(不吉―笑)

雨の降る中・・・・・

ヒース「野伏として断言する。これは止まんな。神殿の軒を借りよう」

・・・とたんに。ぴたり、と雨は止んだ

ヒース・・・・レンジャー技能の《天気予測》にでも失敗したんですかね

それも1ゾロで(笑)

・・・・・ジェニおばさんは本当に1ゾロ振らないでね(沈痛な面持ち)

                                           

★1

ノリス蘇生の代償としてある仕事を押し付けられたヘッポコーズ

その依頼とは、古文書に記されている地下遺跡に潜り、中を調査する事

もともと奴隷と魔獣を戦わせていた見世物的な施設だったようです

もっとも、現代でもロマールでは人間とモンスターを戦わせて酔いしれている人間がいますから

どうこう言えたもんでもないんですけどね

                                         

この遺跡の最大の特徴はその造りにあります

なんと、この遺跡は球状をしていて中空に浮かんでいる状態にあります!

ちょっとしたものですね

「RPGリプレイ 傭兵伝説クリスタニア」にも中空に浮かぶ立方体なんかが出てきましたね

多分、アレと同じようなもの・・・・恐らくは四大魔術ですかね

                                      

何故四大魔術か?

それは重力の精霊力に作用しているかと思われるからです

"フォーリング・コントロール"は重力を操る魔法であり、四大魔術に属しますから

重力の精霊というものがいるのかはともかく、重力の精霊力は存在しています

雷のように精霊力の複合によって起きる精霊力はあっても

それを単独で司る精霊はいないんじゃないかと思うんですよ

                                      

「混沌の大地」ではヴォーゲルが『地』と『闇』の精霊力で『磁力』を生み出していました

多分似たように2種類、下手すれば3種類の複合で『重力』になるんじゃないかと

ただ、3種類以上の複合は混沌魔術師でも難しいそうですし

2種類だけの可能性大です

                                          

というわけで、この遺跡に潜るわけですね

あらかじめ書いてあった合言葉をさも自分で調べたかのように唱えるヒースはいっそ尊敬します(笑)

"デルズ・グライド・ワウプ"だそうです

下位古代語は『" "』に古めかしく書かれる形態ですが、ここでは意味不明のカタカナになってます

多分、上位古代語だったんでしょうか

ヒースしか喋れませんもんね、上位古代語

                                          

イリーナ「何か出てくる!邪悪ですか!?」

ヒース「出てくるとしたら、魔法技術を詰め込んだ、グレートでビッグなゴーレムであろう」

まさかヒースの「行き当たりばったり嘘八百、江戸の都は八百屋町な与太話」が的中するなんて・・・・・

いかにもその通り、遺跡の最深部にはアイアン・ゴーレムが控えてます(笑)

                                           

ヒースはいつも通りランタンを二つ持参してます

実は、ヒースがランタンを壊したのはこの時点で2つなんですよね

第1話の時に夜道ですっ転んで1回、カレンさんのお宅で2回、以上

多分・・・見落としていない限り、4巻終了時までで2回

                                          

★2

バカ話しつつ進む一行の前に巨大な影が・・・・・

獅子の体、蝙蝠の翼、サソリの尻尾、そして老人の首を持つ魔獣

邪悪な知識の守護者マンティコアです

正しい知識の守護者スフィンクスとは対照的ですね

                                        

コイツの知名度は12、成功して正体を知っていたのはノリスのみ(笑)

ヒースはこの時点でセージ4レベルで+3ですから、出目にして5以上で分かるんですけどね

一方、ノリスは1レベル、+1で10以上でようやく成功のはずなのに・・・・(苦笑)

ヒース「そんな変な気ぐるみを着た、いかれ爺いに・・・・・・」

雑学大将なヒース、ちょっと男を下げました

                                         

スフィンクス同様、コイツもリドル(謎かけ)が得意です

案の定、この6レベルモンスターと戦闘突入!

こいつは5レベルで暗黒魔法を使ってくるから舐めてかかると大変な事になるんですけどね

まして、サソリの尻尾の毒は1時間麻痺した後死に至る恐ろしいものです!

言ってる側からイリーナが刺されちゃったってばよ!(ナルト?)

打撃点は17ですから、鉄の塊であるイリーナにも通りますね

毒性値は13!ガルガドさんの魔力が6ですから、治らないことはないんですけどね

                                           

マンティコア「"知なきも力、知あるも力、命を絶つことに差異あるまじ"」

まったくです(同意)

"ファイア・ウエポン"をかけられたイリーナの一撃に見舞われ、哀れマンティコアは死んでしまいました

「ロードス島戦記5 王達の聖戦」ではパーンたちがそれなりに苦労したんですけどね(苦笑)

                                          

マンティコアの出したリドル

マンティコア「"限りありて、果てはないものは?"」

の答えはこの遺跡そのものですね

いくら歩いても道は続く、階段を下りてみたら四方は全て下りだった

そんな怪現象に見舞われまることになります

                                          

それは、この球状の遺跡の表面にいるからです

球上にいれば四方は全て水平線より下になる

地球みたいに大きい時はそんなこと分かりませんけどね

ですけど、港に行ってみれば面白いものが見えます

水平線の彼方からやってくる船は、斜面を登ってくるかのように見えるものです

                                         

この遺跡の事、古文書に書いてなかったんですかね?

もし書いてあったら、マンティコアの謎も解けたかも・・・・

でも難しいですよね、限りはあって果てはない、なんて・・・・

実際遺跡の中にもぐらないと気づきませんよ

                                         

★3

そんな裏事情を知る由もほとんどない一行はモリモリ先へ進みます

地の底へ続くかのような長い階段の先にあったものは、例の果てなき通路

左右には奴隷と戦わせていたであろう化け物がいるそうです

どんなのがいるんでしょうかね?

                                       

魔獣や魔法生物の類ですか・・・・・・

色々いますもんね、一口に言っても

100を超える部屋を調べてきたって言ってますけど、実際幾つなのか分かりません

なにしろ、球体の上を歩いてるんです、既に2週目に入っているかもしれません(笑)

外にいる使い魔カラスのフレディは探知できるようです

"ファミリアー"は1キロ以内でしか効果がないことになってますから

それほど深くは潜っていないことは分かるんですね

                                        

一度ここに降りてしまえば、四方は全て下りに見えます

普通なら魔法にかかったと思いますよね

ノリスの垂直ピョンピョンや投石でヒースが気づいてくれます!

さっきマンティコアをかぶりもの爺だと言っていた時とはエライ違いです(笑)

                                        

遺跡の中心部には遺跡内にいるものを中心へ引き付ける魔法装置があります

重力が働いている地球と似たようなもんです

それにしてもよく気づきましたよね、ヒース

発想の転換をしないと気づかない類ですよ

一休さんみたいです(笑)

                                         

★4

球体の内側・・・・・さっきまでの通路の裏側に当たる巨大な空洞

地球空洞説を思い浮かべますね

そんな空洞の中心には黒くて平べったい、煎餅みたいな足場があって魔法装置もあります

全方角にはさっきまでの通路に通じる穴もあります

                                         

余談ですが、地球空洞説って胸キュンなロマンですよね

20世紀初頭、ウィリアム・リードやマーシャル・ガードナーが唱えたそうですし

1829年4月、スウェーデンで漁師をしているヤンセン親子は北極から地球の内部に入り

中で高度な文明を持つ巨人たちと出逢った

なんとこの巨人、サンスクリット語に似た言葉を喋ったそうです

一応インド=ヨーロッパ語族の言葉ではあるんですけど

見たことのない機械が存在していて、建物は黄金、作物も巨大だったそうです

表側に帰ってみればそこは南極

結局は息子のみが生還したといいます

SF映画や小説ではなくて、実際起こったとされる多くの事件の一つです

                                       

話は逸れましたが、遺跡の中心の足場は非常に興味深いです

足場そのものに引き付けられているんですね

足場の反対側にいっても立っていられます

まるで蝙蝠のようにぶら下がっているように見えるんですね

なんて面白いんでしょう、魔法バカのフォルテスが見たら狂喜しますね(笑)

                                         

遺跡の番人アイアン・ゴーレム登場!

9レベルの鋼鉄・怪力・な巨人です、まさに鉄(くろがね)の城♪

防御点は14、武器ではクリティカルしない、と鉄壁の守りです

これって、構造物破壊ルールが適応されるんですかね?

でもデータでは武器はクリティカルしないとしか書いてませんし・・・・・・

もし鉄を破壊するのと同じ扱いなら、メイス・フレイル・ウォーハンマーでしかダメージは与えられません

そうでなくても硬いですから・・・・まあイリーナなら例え回らなくてもダメージはいきそうですけど

                                           

「地震系」「爆発系」「純エネルギー系」の魔法しか効きません

"ライトニング"は無効、"エネルギーボルト"や"ウィル・オー・ウィスプ"は弱い

"バルキリー・ジャベリン"級じゃないと・・・・・

クリスタニアでは防御点無視の能力があるウィスプに殴らせれば楽勝なんですけどね(笑)

                                           

その上打撃点は19!

イリーナでも大ダメージです、ヒースだったら一撃で生死判定ですね

"プロテクション"に"フィジカル・エンチャント・クイックネス"と防御重視です

今まではイリーナの頑丈さに任せて力で押してたんですけどね

あと"ファイア・ウエポン"による打撃力+10は有効ですよね

ガルガドさんは"キュアー・ウーンズ"、マウナは"ヒーリング"

いつもの勝ちに行く戦い方じゃなくて、死なないようにする戦い方です

言い換えれば、殺られるのを待つ戦いです

                                       

イリーナがまともな有効打を打てない以上、勝ち目はほとんどないです

そんな中、ノリスの自殺行為ともいえる奇策、遺跡落としが発動!

5人とゴーレムは奈落の底に落下して・・・・・・

                                         

★5

結局、一行は別のペーティーに救出されました

遺跡はその住人と共に活動を停止し、手に入った魔晶石は神殿へ収めないといけません

ミッション失敗になるんでしょうかね?

アイアン・ゴーレムを無視して調査だけして帰ってくるのが獲得目標だったとしたら

命が助かっただけでも儲けものですね(苦笑)

                                          

ノリス「ゴメンね、またみんなに迷惑かけちゃって」

いつもなら冗談と軽く笑い飛ばします、でも今回は違う、本気で謝ってます

涙を流してまで反省するなんて、見直しました

ノリス「何で、ずっと失敗してばっかりなんだろう(中略)ボクはずっと甘えていたんだと思う」

甘えですか・・・・・

ノリスのいつものスチャラカぶりは本人の分析では甘えだったんですね

                                           

皆がいるから、皆が何とかしてくれるだろう

ノリスの反省にはガルガドさんも優しく励ましてくれます

ただ一緒にいたり、行動したりして自分自身の独立性を失ってしまう、なんてことありますよね

人は1人ではなにもできない、それは奇麗事ではなく現実です

でも自分自身でできる事、やらなくちゃいけないことまで仲間に依存してしまうのは自分を殺す事です

時として、手を出さない事、手を借りない事が本当の意味での友情になることもあります

ノリスは、そこまで酷くはないですけど自分自身を省みる事はありませんでしたから

                                          

ノリスは自律と自立の為、仲間の元を離れます

自分を変えなくちゃいけない、このままではダメだ

そして狂おしいほど自分を奮い立たせたくなる時ってありますよね

                                          

★エピローグ

数日後、すっかり金も仕事もなくて『青い小鳩亭』で腐っているヒースたち

ガルガドさんが期待の新戦力、シーフ兼バードのバスを連れてきました

リプレイ5巻以降で大活躍です

でも、どういうコネなんでしょうね、接点は?

同じドワーフというだけですよね

                                        

飲み友達とか、同郷のよしみとか?

常々優秀なシーフが欲しいといっていたのに・・・・

今になって連れてくるという事は仲間に入れたがっていたわけじゃないんですよね(笑)

あるいは、口ではああ言っていたものの、ノリスをそれなりに可愛がっていたからだとか?

                                          

イリーナたちを子供に例えるガルガドさんを見ていると、今までのことを思い出します

パーティーの導き手であり、大黒柱でもあったガルガドさん

やんちゃをしつつも、要所要所で活躍したノリス

いなくなってみて存在感の大きさが分かります

それは、虚像の輪郭のおかげで、実像に思いを馳せられる感覚に似ています

                                         

ガルガドさんはノリスを追います

ガキの分際で家出しただとかいっていても、心配なんですよね

ここでガルガドさんとはお別れです

でも『さようなら』じゃなくて『またね』という別れです

いつかまた逢えますよ(実際逢えますし・・・・ボソッ)

                                         

最後のページのノリスとガルガドさんの後姿

浜田先生反則ですよ〜こんなに感動的な絵に仕上げてくれるなんて(泣き笑い)

新リプレイ第1部、本当の意味での完結です

彼らが再び出逢う時は、大きな敵との戦いに挑む時です・・・・・・
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